BtoB向け LPでリード獲得をするための3つのポイント【セミナーレポート】
ディレクターバンクでは、Webマーケティングに関する無料セミナー(ウェビナー)を毎週開催しています。
各回、登録ディレクターが講師を務め、Webマーケティングに関する各専門分野について、役立つ情報や最新トレンド、現場で使えるノウハウなどを解説しています。本記事では、そんなウェビナーについて、その内容をピックアップして紹介します。
今回取り上げるウェビナーは『BtoB向け LPでリード獲得をするための3つのポイント』(講師:櫛引 優希さん)です。
このウェビナーでは、BtoB商材のLPについて、企画・構成・改善の3つのポイントから、リード獲得で成果を上げるための要点を解説しています。BtoB向けLPの制作・運用を行うにあたり、ぜひ押さえておきたい内容となっています。
ランディングページの企画に必要なこと
ランディングページ(LP)の企画においては、次の5点を押さえましょう。
ここでは、LP企画の一歩目として特に重要な1および2について簡単に解説します。
セミナーでは、上記1~5の詳細解説とともに、LPの企画において必要なことを一覧でチェックできるフォーマットも紹介しています。
1.ターゲットを明確にする
「そのLPを誰に読んでほしいのか」というターゲットを明確にすることで、LPの内容が絞られていきます。
BtoBのLPの特徴として、ターゲットが決裁権を持つとは限らない、という点があげられます。BtoCのLPでは、ターゲットがLPを見てそのまま申込や購入に至ることが多いですが、BtoBではターゲットがLPで得た情報をいったん社内に持ち帰り、検討した上で問い合わせや申し込みに進むことが多くなります。
なお、ターゲットの明確化は、可能な限りデータを根拠にして行います。そのため、LPの企画にあたっては、市場や顧客に関するデータをまとめておくとスムーズです。
2.CVポイントを明確にする
何をCVに設定するかによって、最適なLPの内容が変わります。また、CVに至ったユーザーに対するアプローチの方法も変わります。
BtoBのLPでは、CVに「問い合わせ」や「資料請求」「ホワイトペーパーダウンロード」などを設定することが多くなっています。そして、そこで得たターゲットの情報を活用して、成約に至るまでのさらなるアプローチを行います。
BtoCのLPでは、CVに「購入」や「申込」を設定することが多くなっています。つまり、LPでCVを得れば売上となります。
しかし、BtoCのLPの多くは、CVを得てもまだ売上にはならず、CVを始まりとして最終的に成約につなげる必要があります。
ランディングページの基本構成
ランディングページ(LP)は、次の7つの流れを基本の構成とします。
ここでは、LPを訪れたユーザーがそのままLPを読み進めてくれるかどうかを決める1.「ファーストビュー」と、CVに直結する7.「CTA」について簡単に紹介します。
1~6すべての詳細については、ぜひセミナーにてご確認ください。
1.「ファーストビュー」で興味関心を引く
ファーストビューとは、「first view=最初の閲覧」という直訳が表す通り、LPを訪れたユーザーが最初に目にする範囲のことを指します。
ファーストビューの基本要素は「キャッチフレーズ+イメージ画像+CTAボタン」です。CTAとは「Call To Action」の略で、「問い合わせ」や「資料請求」などの、ユーザーが何らかのアクションを起こすことになる箇所のことです。
ファーストビューは分かりやすさがとても重要です。そのLPが誰に向けたもので、何を紹介していて、それを使うことでどのようなメリットがあるのか、訪問ユーザーに一目で理解してもらい、興味関心を持ってもらう必要があります。
印象に残るキャッチフレーズとともに、人物の写真やイラスト、アイコンなども活用しましょう。
7.「CTA」でCVを獲得する
LPの最後には必ずCTAを設置します。また、ファーストビューからの各要素において、ユーザーがCVに至る可能性が高い箇所には適宜CTAを設置します。
CTAの色や文言などでも、CVRは変化します。A/Bテストを行い、CVRがもっとも高くなる最適なCTAを探りましょう。
数量限定や期間限定などの限定表現、無料体験やプレゼントなどの特典は、CVRを高めるために効果的です。
また、CTAをクリック/タップしてフォームに飛ぶのではなく、LPにフォームを埋め込むことで、離脱防止を期待できます。
ランディングページの改善方法について
ランディングページ(LP)で成果を出すには、制作して終わりではなく、データを収集・分析して改善を重ねながら運用していく必要があります。
LPの改善においては、次の11のチェックポイントを押さえましょう。
- 目標・KPI設定
- ターゲット設定
- セッション数
- 広告とLPの一貫性
- CTA
- キャッチコピー
- フォーム
- 限定表現
- 信頼性・権威づけ
- 表示速度
- デバイスごとの見え方
ここでは、LP改善の土台となる1~3について簡単に紹介します。セミナーでは、1~11のすべてについて詳細を解説しています。
1.目標・KPI設定
LPの改善が必要になるのは、想定した成果が出ていないときです。では、そもそも何を成果として想定していたのでしょうか。
大前提として、LPはCVを獲得するためのマーケティング施策です。つまり、そのLPでどれだけのCVを獲得するかが、目標とされます。
そして、その目標の達成度合を測る指標として、KPIを設定します。KPIを達成していくことで、目標の達成が進みます。
そこにズレがないか、現実的でない目標・KPI設定になっていないか見直しましょう。
2.ターゲット設定
LPの企画において、ターゲットの明確化が必要であることを紹介しました。
LPの改善では、データを基に、企画段階で想定していたターゲットと実際にLPを訪れているユーザーに乖離がないか確認します。
そこに乖離がある場合、LPそのものを改善する前に、改めてターゲットを設定しなおしたほうが良い可能性があります。その上で、新たに設定したターゲットに合うよう、LPの内容を見直します。
3.セッション数
LPのセッション数が少ない場合、そもそもLPがあまり見られていない状態です。LPの改善の前に、LPへ誘導する広告などの改善が必要な可能性があります。
LPへの誘導には、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などがよく使われます。それらのキーワード設定や広告のクリエイティブがLPのターゲットや内容に合っているか、A/Bテストなどで検証を行いながら見直しましょう。
ウェビナー講師からのコメント
こんな方におすすめのウェビナーです
このウェビナーは、BtoB企業のマーケティング担当者や営業担当者、そしてLPの作成や改善に携わる方に参加していただきたいです。特に、LPを通じてリード獲得に課題を抱えている方にとっては、有益な情報が得られると思います。また、初心者から中級者向けの内容となっており、幅広いレベルの方にご参加いただけます。
ウェビナーへの参加をご検討いただいている方へ
BtoB企業のLPでリード獲得を成功させるために必要なポイントを、実例を交えて分かりやすくお伝えします。具体的な施策やツールの活用法も紹介するため、参加者の方々は、LPの改善に必要な知識やスキルが身につくかと思います。
是非、ご参加いただき、BtoB企業の成長につながる情報を得て頂けますと幸いです!
2010年、通信系のベンチャー企業に入社。コールセンター事業や人材派遣業のマネージャー、WEB制作、システム開発事業のディレクターを経験。
2018年、グループ会社の代表取締役に就任し、シェアリングエコノミー事業やLINEのAPIを活用したチャットボット開発事業の立ち上げを行う。その後、2020年にフリーランスとして独立し、WEB周りのタスクをトータルでサポートするコンサルティング事業を開始。BtoB向けサービスを展開している企業様のWEBマーケティング企画、運営支援に携わる。
2021年5月よりWEB制作事業やSNS運用代行事業をメイン事業としたfreedoor株式会社を設立。
今後のセミナー開催予定
次回開催は、2023年4月11日(火)13:00~開催予定となっています。詳細の確認および申込は以下よりお願いします。
◆2023年4月11日(火)13:00〜14:00
【BtoB向け】LPでリード獲得をするための3つのポイント
BtoB向けのLP事例を基に、より効果的な設計や戦略をお伝えします。
また、ディレクターバンクにて今後開催予定のセミナーを以下よりご確認いただけます。毎週さまざまな分野のセミナーを開催しています。いずれも無料でオンライン参加できます。お気軽にご参加ください。