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フリーランスSNSディレクターの働き方~矢嶋巧さんインタビュー

ディレクターバンク(略してディレバン)の烏田です。ディレバンでは、企業のデジタルマーケティングの運用代行サービス「Web担アシスト」を提供しています。

「Web担アシスト」では、企業のデジタルマーケティング活動における様々な課題に合わせて、ディレクターを中心に運営チームを作り、チームワークで課題解決に取り組みます。

そのためディレバンでは、様々なバックグラウンドを持った、多彩なディレクターたちとつながっています。今回は、そんなディレクターのひとり、SNSディレクター・矢嶋 巧(やじま たくみ)さんに突撃インタビュー。

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矢嶋さんは、青果市場で競りの仕事をしていたこともある、デジタルマーケティング界隈では異色のキャリアの持ち主です。

SNSディレクターになった経緯から、現在の働き方のこと、仕事の楽しさ、やりがいまで、矢嶋さんのキャリアライフについてお伺いしました。


SNSディレクターへのキャリアパス

――キャリアのスタートは、青果市場での競り人ということで意外だったのですが、SNSディレクターになるまでのバックグラウンドを教えてください。

矢嶋さん:学生時代、バックパッカーとして世界中を旅していて、就職活動をまったくしていませんでした。そんなわけで、卒業間近になっても進路が決まってなかったんですけど、自宅の近所の青果市場に求人が出ていると友人が教えてくれて、応募したら縁あって採用されました(笑)

私、声が大きいんですけど、これは競り人時代に身に付けたもの。競り人は、いわゆる野菜のオークションを大声でやる仕事です。新人の頃、のどがつぶれてしまって声が出なくなったときに先輩から「喉を使ってしゃべるんじゃない」と言われて。それから、つねに複式呼吸で、声帯を揺らすんじゃなくて、横隔膜を揺らして声を出すんです。今では、意識しなくても肚から声が出ます。

――声、大きいですよね。私は、声が通らないのが悩みで…にぎやかな居酒屋で飲んだ後は、ほぼ確実にのどがつぶれてます。確かに! 横隔膜から声を出すイメージでやると、自然と通る声が出ますね。声が小さくて悩んでいるビジネスパーソンに、絶賛おすすめです。

矢嶋さん:競り人の後は、夢があって大手企業に就職しました。組織の中で、出世して役員になりたかったんです。そこはニッチな化学製品メーカーで、営業職だったのですが、特殊すぎて特に営業しなくても受注が入ってくる状況でした。特に不満もなく張り切って業務に励んでいましたが、ある社内の飲み会で「この会社では、学閥じゃないと役員にはなれない」ということを、とある課長に吹き込まれてすっかりやる気をなくしました。

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それで、営業代行のベンチャー企業に転職しました。ベンチャーなら、学閥とか関係なく出世できるのかなと思って(笑)

そこでは、本当にいろんなものを営業しました。新聞を見て、広告を出している企業をリストアップしてアタックリストを作ったりして。私、トークスクリプトやリストを作るのが得意なんですけど、それはこのとき磨かれたスキルですね。


Instagramは2ヵ月でフォロワー3,000人

――各キャリアの段階で、確実に爪痕を残してますね。SNSとは、どう関わっていたんですか?

矢嶋さん:2014年頃から、個人的にアメブロでグルメブログを運営していました。これを、リアルな友達が読んでくれていて「食べログより使ってるよ」とか言ってくれて、すごく嬉しかった。600記事くらいアップして、月間8,000PVくらいまで行きました。

称号に燃えるタイプなんです。人に必要とされていることが、モチベーションなんですね。これは、価値あることをやってるかもしれないと思えた。

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それで、好きなコトをしてコンテンツをつくりたい、人とつながって伝えたいと考えるようになりました。勝ち目があるからやるというよりは、ちょっと行けるんならやってみようかなという気持ちで、InstagramとTwitterを始めました。

2018年10月に始めて、Instagramのフォロワーを1ヵ月で1,000人、2ヵ月で3,000人に。Twitterは、2,000フォロワーになりました。そこでフォロワーを増やすために自分がやってみたことを友達にも教えたりして、方法論が確立していきました。


3,000フォロワー超で世界が変わった

――そして満を持して、SNSディレクターとして本格的にプロデュース、コンサルティング活動を始められたのですね。最初から順調だったのですか?

矢嶋さん:2019年1月にフリーランスとして活動を始めました。最初の頃は、ライターや、ドン・キホーテで安く買って、メルカリで売るというような転売屋もやっていました。転売屋をやって気づいたことは、お金は稼げるけど、これは工場のライン作業と同じだということでした。お金はもちろん必要だけど、私は、誰かの役に立っていること、ありがとうの声がほしかったんだということに、改めて気づきました。

2019年1月末には、Twitterが3,800フォロワーになったのですが、3,000フォロワーを超えたところで、企業からDMが来るようになったんです。2,990フォロワーでは、企業からの連絡はこない。3,000フォロワーを超えたら、企業から連絡がくるようになった。SNSは、儲かると思いました(笑)フォロワーが多いと商売になる、フォロワーが増えると仕事が来るんだな、と。

それで、得意のリスト作りで、自分のアタックリストを作って営業をかけていくようになりました。インフルエンサーマーケティングやSNSの中の人やります、というような。リストは、100社。あと、官公庁も。

これは、引き続き今も行っていることです。リストをつくって、アタックしてって。この中で、ディレクターバンクとも出会いました。


SNSディレクターとしての働き方

――スピーディにPDCAサイクルを回してこられた感じですね。今は、毎日どんな働き方をしていますか?

矢嶋さん:基本は、カフェで作業したり、人と会ったりしています。一日の半分は、自分の営業活動、バズってるツイート探しなどのリサーチ。フォロワー1万人超えてるひとにアタックして会ってもらって情報交換したり。

もう半分は、受託している企業のSNSアカウントの運用、コンサルティング業務です。フォロー返しやコメントなどの具体的な運用作業もしますが、重視しているのは企業の担当者の育成です。

私がはずれても、自走できるようにコンサルティングしています。ワード指南や、運用ノウハウなど、私がすべて作業するのではなく、担当者と二人三脚です。

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――ディレクターバンクも、デジタルマーケティング運営支援において、企業の担当者の方が自走できるようになることがひとつのゴールです。

矢嶋さん:そうですね。ここの考え方が同じで共感しています。

私たちディレクターに対しても、密なコミュニケーションの上で、それぞれの個性にあった案件を紹介してくれる。客先へ一緒に行って、合う合わないを見てくれるのもありがたいです。理念にあった仕事を、一緒に長く続けられると感じています。

 

――今の働き方で、何が“やりがい”になっていますか?

矢嶋さん:人から求められたり、喜ばれたりすることですね。お金がついてこなかったら、また転売屋をやったっていいし、どこかに就職したっていいと思っています。モノを左から右に動かせば、お金は作れる。SNSディレクターとして、人とのつながりが何よりの“やりがい”です。

――最後に、今後に向けての夢や目標がありましたら教えてください。

矢嶋さん:業務拡大のための法人化を準備中です。2年後に社員5人、社員以外の仲間を“外交員”として一緒に活動するかたちを構想しています。

あと、「中の人」が会社を辞めたから、それまで運用していた企業のSNSアカウントが消えてしまうということって結構あると思うのですが、それはもったいない。俗人化せず運用できるスキームを、Twitter上でコミュニティを作って実験しています。

――本日は、前向きパワーをたくさんいただきました。ありがとうございました!


矢嶋巧さんプロフィール

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SNSディレクター

青果市場での野菜の競り人、営業代行会社勤務を経て、2019年1月よりフリーランス。モットーは「本気の遊びは仕事になる」。楽しみながら、スピーディなPDCAで能動的に成果につなげる。オンラインサロン「Bダッシュサロン」運営。




ディレクターバンクでは、企業のインスタグラムやTwitterなどSNS運用の業務委託をお願いできるフリーランスディレクターを広く募集しています。

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烏田千洋

烏田千洋

ライター/ディレクター。大学卒業後、ニフティ株式会社にて、広告宣伝、会員データマイニングによるリテンション・アップセル等に従事。着物好きが高じて銀座の着物小売店へ転職し、EC運営を担当。その後、女性誌サイトの事業化推進メンバーとしてWebディレクター、クックパッド株式会社の新事業CGM企画運営、企業オウンドメディアの制作運営等、Webメディア運営実績多数。個人プロジェクト、日本のいいね!が、見つかるメディア『japonism(ジャポニズム)』編集長 https://japonism.jp/

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