上位表示を維持するための良質なコンテンツとは?【セミナーレポート】
ディレクターバンクでは、Webマーケティングに関する無料セミナー(ウェビナー)を毎週開催しています。
各回、ディレクターバンクに所属するディレクターが講師をつとめ、Webマーケティングに関するそれぞれの専門分野について、押さえておきたい知識や役立つ情報、最新トレンドや現場で使える運用ノウハウなどを解説しています。
本記事では、そんなウェビナーについて、それぞれどのような内容をお伝えしているのか、要点をピックアップしてご紹介します。
今回取り上げるウェビナーは『上位表示を維持するための良質なコンテンツとは?〜中小企業でも大手に勝ち抜ける!”お宝”キーワード選定の方法について〜』(講師:SEOコンテンツディレクター 俵谷 龍佑さん)です。
このウェビナーでは、SEO対策の基本を押さえた上で、「良質のコンテンツ」を作成するための要素と「”お宝”キーワード」の見つけ方を解説しています。セミナー内容を実践することで、中小企業でもコンテンツの上位表示を実現できるかもしれません。
- 基本的なSEO対策を理解しよう
- 良質なコンテンツとは?
- コンテンツの質を決定づける5つの要素
- 狙い目の”お宝”キーワードの探し方
- コンテンツが良くても、上位表示されない原因とは
- 今後のウェビナー開催予定
基本的なSEO対策を理解しよう
記事を上位表示するためのSEO対策は、大きく「内部対策」と「外部対策」の2つに分かれます。今回のウェビナー内容は、内部対策中心となっています。
内部対策は、大きく以下3つに分けられます。
- クロールの最適化
- インデックスの最適化
- ランキングの最適化
1.ができていないと、そもそも検索結果に表示されません。2.ができていないと、検索結果に正しく表示されなかったり、上位表示が難しかったりします。3.ができていないと、たとえ一時的に上位表示されても、すぐに下落してしまいます。
今回のウェビナーの内容は、特に、2.の対策でポイントとなる「タイトルの最適化」と、3.の対策に重要な「良質なコンテンツの作成」を中心に解説しています。。これは、いわゆるコンテンツマーケティングと呼ばれる領域の対策です。
トレンドのSEO手法
2023年現在、トレンドのSEO手法は下記の3つです。
- ドメインエイジ
- ボリュームの増加
- UIの向上
大きなトレンドは、年単位で変化します。また、Googleのアップデートがあると、数カ月遅れてトレンドが発生します。
大手企業にとって有利な状況になりつつあるともいわれますが、「SEO評価が高いコンテンツ」が「良質なコンテンツ」とイコールとは限りません。
良質なコンテンツとは?
コンテンツの質を決定づける要素として、「網羅性」「専門性」「信頼性」「可読性」「的確性」という5つの要素があげられます。これらの要素はすべて重要です。
特に「可読性」「的確性」の重要さはまだあまり知られていないかもしれません。
これらのすべての要素がそろっていないと、ユーザーの離脱が増えたり、再訪が少なかったりします。そしてこのことは、検索順位にも悪影響を及ぼします。
コンテンツの質を決定づける5つの要素には、SEO技術だけでなくライティング技術も必要です。SEO技術だけでは、一時的に順位は上がってもその順位はすぐに落ちてしまいます。
良質なコンテンツとは、「上位表示し続けるコンテンツ」といえます。
コンテンツの質を決定づける5つの要素
ウェビナーでは、コンテンツの質を決定づける5つの要素について、それぞれOK例とNG例を紹介しながら、考えるべき視点を解説しています。
ここでは、5つの要素のなかでも見落とされがちな「可読性」と「的確性」について要点を紹介します。
可読性
「可読性」は、SEOコンテンツの肝といえる要素ですが、あまり意識されていません。
可読性で特に大切なのが、論理的整合性です。論理が飛躍して、原因と結果の結びつきが弱い文章は、読みものとして成立しておらず、ユーザーの課題を解決できません。
また、わかりやすく、面白い文章であることも大切です。ユーザーもSEOコンテンツを読みなれてきており、機械的に作られたコンテンツはそれがバレてしまいます。Googleも、コンテンツの面白さを重視するようになってきています。
「SEO的にワードやテーマはOKだけど文章がめちゃくちゃ」というコンテンツを見かけることがありますが、これは可読性が不十分といえます。
そういったコンテンツは結局リライトが必要で、余計なコストもかかります。ひとつの資産に対して最低限のコストで最大限の効果を得ることが、コンテンツマーケティングにおいて重要です。
的確性
「的確性」では、ユーザーが検索したキーワードに対して、コンテンツに論理的矛盾がなく、的確な回答になっていることが重要です。
検索キーワードは、ユーザーがGoogleに対して行なった質問です。その回答が得られないと、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまい、再訪にもつながりません。
検索ボリュームに囚われすぎず、本当にユーザーのためになるコンテンツを作ることが大切です。特にBtoBメディアは、その分野に知見の深い人も多く訪れるので、浅いコンテンツはそれがバレやすく、的確性を高めることがとても重要です。
狙い目の”お宝”キーワードの探し方
キーワードを探す前提として、以下の基準に基づいたキーワードを探しましょう。
- ライター目線:ライターが書きやすい
- CV目線:自社の製品・サービスが解決する課題に直結する
- PV目線:圧倒的に検索数が多い
その上で、キーワードの探し方のポイントとして、次の3つがあげられます。
- 検索ボリュームはあるが、競合が弱いキーワード
- 新しく出てきた造語・キーワード
- 超ビッグキーワード×○○という掛け合わせワード
1.については、検索1ページ目に個人ブログ・中小メディアが多く表示され、大手メディア・公的機関のサイトが表示されないキーワードが狙い目です。
2.については、トレンドに入りかけているくらいのキーワードが狙い目です。トレンドに入ったキーワードは大手が参入してきます。一般化はしないものの業界内では定着しているくらいのキーワードが理想です。
3.については、2語以上のキーワードを掛け合わせます。1語ではビッグキーワードでも、掛け合わせたキーワードに対しては的確性のあるコンテンツが少ないケースも多く見られます。掛け合わせを考える際は、競合企業のコンテンツも参考になります。
コンテンツが良くても、上位表示されない原因とは
ここまで紹介してきたことを押さえた良質なコンテンツを作成したのに上位表示されない場合、SEO対策の基本である以下の設定が行なわれていない可能性があります。
- インデックスが登録されていない
- タイトルと見出しに対策キーワードが入っていない
- 文字数が少ない
コンテンツを作成したら、これらの設定を一度見直してみましょう。
特に、タイトルと見出しに対策キーワードを入れることは、SEOの基本ですが意外とできていないケースが見られます。キーワードは左端に入れます。この点を見直すだけでも、表示順位が改善されることがあります。
今回のセミナーのポイント
今回のウェビナーでは、「上位表示を維持するための良質なコンテンツ」を作成するために、以下のポイントから解説を行なっています。
- SEO対策も大切だが、ライティング技術も同じくらい重要
- 競合が多いキーワードでは闘わない
- 最低限の設定は忘れずに
本記事を参考に、自社のSEO対策やコンテンツマーケティングに活用できる内容があると思われた場合、ぜひウェビナーにご参加いただき、詳細を確認してみてください。
ウェビナー講師
俵谷 龍佑さん(SEOコンテンツディレクター)
【プロフィール】
東京都出身。大手広告代理店で百貨店や出版社のリスティング広告運用に従事したのち、2015年にライターとして独立。現在は、編集やディレクターの立場で、採用・地方創生の領域を中心に、BtoBからBtoCまで幅広くSEO対策やWebメディアの運用・立ち上げに携わる。執筆記事数は1000本以上。
今後のウェビナー開催予定
今後のウェビナー開催予定一覧を、以下のページにてご確認いただけます。
▶ディレクターバンク マーケティングセミナー情報
本記事で紹介しているウェビナー『上位表示を維持するための良質なコンテンツとは?〜中小企業でも大手に勝ち抜ける!”お宝”キーワード選定の方法について〜』の今後の開催予定は、2023年3月9日(木)、2023年4月13日(木)となっています。
本記事の内容を押さえた上でご参加いただくことで、より理解が深まるかと思います。
各回の詳細確認およびお申し込みは、以下ページより行えます。
ウェビナー中、講師へ質問も可能ですので、自社のSEO対策やコンテンツマーケティングにぜひお役立てください。
▶2023年3月9日(木)13:00〜14:00開催の詳細確認&申込はこちら
▶2023年4月13日(木)13:00〜14:00回債の詳細確認&申込はこちら