経営者としての経験から最適解を導き出す。SNSマーケター 津金澤 健人さん

ディレクターバンク株式会社は、企業のWebマーケティングを顧客視点で最適化し支援する、企画・運用会社です。様々な分野の才能あふれるディレクター陣が、企業の担当者様とチームになって、日々Webマーケティング課題の解決に挑んでいます。

このコーナーでは、そんなディレクターバンク所属の多彩なWebディレクターにインタビュー。得意分野から個人的な趣味趣向まで、その魅力をご紹介します。

今回は、大学在学中に立ち上げた教育事業を成功させた後、Webマーケティングを通して様々な企業の事業支援を行うSNSマーケター  津金澤 健人(つがねざわ・けんと)さんをご紹介します。

PROFILE

SNSマーケター

津金澤 健人(つがねざわ・けんと)

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大学在学中に教育事業を立ち上げ、SNSを活用した集客により事業を拡大。その後、法人化し取締役に就任。教育事業のSNSマーケティング活動で培ったノウハウをもとに、インフルエンサープラットフォーム事業も立ち上げ軌道に乗せる。現在は、フリーランスSNSマーケターとして、医療・美容・飲食・不動産・アパレル等、幅広い領域における企業のWebマーケティング支援を行っている。

 

事業の成功体験を、企業の支援に活かす

――現在、フリーランスのSNSマーケターとして数々の企業のWebマーケティング支援を行っておられますが、ここに至るまでのご経歴を教えてください。

津金澤さん:大学在学中の20歳のときに、小学生から高校生までを対象とした教育事業を、友人達と三人で立ち上げました。

学習のペースは、子どもによって違います。どんなレベルの生徒達でも、それぞれのペースで学習できることが理想的な教育だと考えて、個別指導形式のオンライン授業の塾や家庭教師の派遣を行っていました。

その際、自分も講師として生徒の指導にあたりつつ、所属講師のPRやブランディング、生徒の募集を、SNSを活用して行っていたんです。当時は、Twitterがかなり盛り上がっていた頃で、TwitterとInstagramを中心に展開していました。

各講師それぞれがアカウントを持って、いわゆるインフルエンサーのように情報発信をしてもらったのが人気を呼んで、順調に生徒が集まりました。学習の成果を上げるためには、保護者の方々との密な連携も重要なポイントでした。保護者の方々とのコミュニケーションでかなり社会性も鍛えられましたね(笑)。

教育事業が大きくなり、法人化して取締役になったのですが、そこで新たなビジネスとして、教育事業のPRで培ったSNSマーケティングのノウハウを活かして、インフルエンサーマーケティングのプラットフォーム事業を立ち上げました。

大学卒業後も就職せずに事業を継続し、インフルエンサーマーケティング事業も軌道に乗せることができました。

6年ほど事業に携わった後、2020年に、フリーランスのSNSマーケターとして独立しました。自身の働き方改革という意味合いもありますが、これまで行ってきた事業の成功体験をもとに、様々な企業の支援を行いたいと考えたんです。

――事業経験者としての視点で、SNSマーケティング支援を行っていらっしゃるんですね。具体的には、どのような支援をおこなっておられますか?

津金澤さん:クライアントの事業内容や課題に応じて、最適な戦略のもと、施策の提案、企業SNSのアカウント運用支援を行っています。

特定のSNSに限定せず、Instagram、Twitter、TikTok、Facebook、公式LINEなど、クライアントにとって最適なSNSの選定を行い、施策の企画・運用をサポートします。

飲食店、医療系、美容クリニック、アパレル等、東京が拠点のクライアントが多いですが、出身地の三重県でも、地元の飲食店などのSNSマーケティングを支援させていただいています。

 

「誰に届けるのか」を見失わず、適切な選択を

――クライアントに応じたカスタムメイドのSNSマーケティング支援を行っているんですね。もう少し詳しくお伺いできますか?

津金澤さん:SNSマーケティングというと、オーソドックスな手法として、Instagramでのプレゼントキャンペーンを思いつきますが、事業のターゲットや商材によっては、Instagram向きではないケースや、ユーザーとの親密度や公式アカウントのフォロワー数によっては、プレゼント企画が最優先とは言えないケースもあります。

まず、例えば広域でチェーン展開している大手飲食業のような、公式SNSアカウントに既に一定数のフォロワーがいるような場合、せっかくのフォロワーたちの声を活かせていないということがあります。

Twitterであれば、ユーザーのつぶやきが埋もれてしまっている。自社サービスについてつぶやいてくれているのに、フォローできていない。すでに資産であるファンがいるのであれば、つぶやいてくれている人のフォロー、カバーができるような施策、運用に注力するべきです。

また、企画のステップも見直しが必要な場合もあります。ターゲットの属性を明確にし、適切なペルソナを設計した上で、 媒体を選定しなくては、届けたいターゲットに届けられません。大手の場合、単純に知名度でフォロワーがいるということはままあります。それで安心してしまって、本来のターゲット像を見失っている。どういった人に届けたかったのかを、社内で定期的に再確認することは重要です。 

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一方で、新興事業であったり、ニッチな事業領域であったりして、フォロワー、つまりファンの数が少ない場合は、
ユーザーの声を作り出すことが大切です。このような場合には、プレゼントキャンペーンが手っ取り早い。

例えば、商材が化粧品ならば、商品のプレゼント企画で、当選者には商品を使用したメイクを投稿してもらう。非常にオーソドックスではありますが、やはり王道です。

ただ、マーケティングにおいて、露出する接点は多いほうがいいですから、これまでお話したとおり最適なSNSを見極めつつ、余裕があれば各媒体トライしていい。

そして3ヵ月に一度キャンペーンを行い、年間通して4回、季節ごとにユーザーとの接点を作っていくのです。

 

魔法はない。ストーリーを伝えて、文脈でつながれ

――企業のSNSマーケティング支援にあたり、重視していることは何ですか?

津金澤さん:断片的には、「最適な媒体(SNS)を見つけましょう」ということがあります。

また、キャンペーンを展開した後は、効果検証が重要です。さまざまなパターンで展開して、結局どの投稿が伸びていたのか。エンゲージ、反応がとれていたのか。数字に落とし込みます。そして、ウケた投稿を軸に、次のキャンペーンにもっていく。魔法なんてありません。この繰り返しです。

大きな考え方としては、「ストーリーを伝えること」を大切にしています。

塾のSNSマーケティングを展開していた頃、大切にしていたのは、自分たちの考え方や背景、ストーリーを伝えることでした。SNSは、これが出しやすい。文脈でつながって、かくれファンが増えていくんです。

インフルエンサーを使ってキャンペーンをすると、刹那的に盛り上がり、一時的には売れるが、持続しません。SNSマーケティングをするならば、一過性の利益を追求するのではなく、長い目でファンとつながっていくことが重要です。

そして、SNSアカウントの運用は、少しずつ内製化していくべきものと考えています。なぜなら、自社サービスとターゲットを最も理解しているのは自社の自分たちだからです。私は、そのためのサポート役です。

LINEが、メルマガに取って代わろうとしている

――最近注目しているSNSや機能などはありますか?

津金澤さん:SNSは機能がどんどん進化して、ユーザーの楽しみ方も変わっていっているなかで、ますます動画が盛り上がってきています。動画といっても、もうユーザー達は、YouTubeを最後までみない。ショートムービーにシフトしています。

Instagramには、最大15秒のショートムービーが楽しめる新機能「Reels(リール)」が搭載されました。これまで若年層がメインターゲットだったTikTokも、ユーザーのリテラシーが上がって、よりSNSマーケティングで活用しやすくなってくるでしょう。

また、企業のWebマーケティングツールとしては、LINEの進化が目覚ましいですね。効果検証のための機能が非常によくできています。これまでの「Webサイト等でリードを取って、メールマガジンを配信しインサイドセールスを行う」というスキームは、LINE取って代わられようとしていると感じます。

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リアル店舗のビジネスにも進出したい

――ここからは、ちょっと津金澤さんのキャラクターに迫りたいのですが…(笑)。お仕事以外で、趣味があれば教えていただけますか?

津金澤さん:趣味は、チワワです(笑)。東京で一人暮らしを始めたときに飼い始めたチワワと、ずっと暮らしています。

朝夕いちにち二回の散歩は欠かせません。犬時間が長いですね。フリーになったのも、チワワとの時間をもっと確保するために働き方を変えたかったからというのもあります。

うちのチワワは、動物の事務所に所属して、インフルエンサーとして活動していたこともあるんですよ!


――長年の相棒ですね! 今後の夢(やりたいこと)があれば教えてください。

津金澤さん:
今後は、オンラインだけでなく、実店舗でも事業をしたいと考えています。出身の三重で、地元の活性化につながるような飲食店ができたらうれしいですね。

実は、ちょっと前に、東京で飲食店事業をやったことがあったのですが、思わぬ要因でダメになってしまって。商品やコンセプトは大当たりだったのに、リアルのビジネスならではの難しさというのを学びました。

商品企画をするのが、ものすごく楽しかった。ぜひ失敗から学んで、またチャレンジしたいです。

 

今こそ、SNSマーケティングの好機

――最後に、Webマーケティングでお困りの企業担当者様へメッセージをお願いします。

津金澤さん:今は、打ち手が限られている分、戦略を練り、中長期で取り組むことができるチャンス。自社のSNSアカウントを育てていく絶好のタイミングです。SNSマーケティングに取り組むには一番いい。

そのためには、新しいフレッシュなアイデアに触れましょう。社外のプロの知見を上手に活用して、有意義なSNSマーケティングを実現してください。

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撮影:原地 達浩

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