"ディレクターバンクブログ" 一覧

WEBメディア事業をスケールさせるための4つのポイント

Start Up Business Concept. Closeup Landing Page on Laptop Screen in Doodle Design Style. On Background of Comfortable Working Place in Modern Office. Blurred, Toned Image. 3D Render.

ディレクターバンクの棟近です。

私は前職で多くのWEBメディアやサービスの立ち上げを手がけてきました。成功したものもありますが、その中で多くの失敗も経験してきました。

現在ディレクターバンクのWebマーケティング支援をさせていただいている企業の中には、新規のWEBメディア事業の立ち上げプロジェクトもあり、ディレクターバンクは企画立案や運営支援を行わせていただいています。

また、それらのプロジェクトの中で、Webメディア事業をスケールさせるために、過去の失敗から学んだこととして、自分なりに大切だと思っているポイントをお話しする機会があり、今回はその中で、特に大切だと思っているポイントを4つ、このブログでもご紹介させていただきたいと思います。

失敗経験から学んだ、WEBメディア事業をスケールさせるための4つのポイント

1つめのポイント「ユーザーオリエンテッド」

ユーザーからの支持こそすべて。メディアパワー拡大を最優先する。ユーザーと同じ視点でサービスがどうあるべきかを考え続けられているか?

WEBメディア事業は、まずユーザーからの支持がないと何も始まりません。支持というのは、定期的に訪問や利用を繰り返してくれるユーザーがどれほどいるか、ということです。
WEBメディア事業は基本的にページビュー数と売上が連動します。ただし、ある一定規模のページビュー数に行かないと、大した売上にはなりません。

ありがちなミスは、Webメディアを立ち上げてまだユーザー数(ページビュー数)が少ないのに、すぐに売上を求めようとして、ユーザーに強引に広告を表示させたりしてUX(ユーザーエクスペリエンス)を悪くさせてしまうことです。

まず、ターゲットユーザーに支持されるサービスやコンテンツを提供し続けられているのか?その基本の土壌ができて、はじめてビジネスが展開可能になる、という考え方をどこまで辛抱強く持ち続けられるかが大切だと思います。

2つめのポイント「データドリブン」

企画検討や議論に時間をかけない。何が正しいかなんてやってみなければわからない。まずは試して、ファクトベースで判断する。

新規のWEBメディアを立ち上げる時、組織内で企画会議や議論に時間を多くかけられるケースがあります。初めてのことなので、答えがわからない分、どういった仮説を持つべきか、「仮説の精緻化」議論に時間を取っていることが多いと思います。

もちろんある程度の議論は、関係者の意識合わせには必要だとは思いますが、一定以上、長い議論はやっても意味がないと思います。

長い議論をする時間があるなら、荒い仮説でいいので、ターゲットユーザーに提示して、実績データを元に成功か失敗か判断したほうが、早く正解にたどり着けるケースが多いと思います。

3つめのポイント「質より量」

新規事業は千三つ。どれだけ早く多く打席に立てるかが勝負。失敗の分析やなぜなぜに時間を使うより、成功の芽を早く見つける。ダメならさっさと次を試す。

大きな企業になればなるほど、「失敗は許されない」「初めからしっかりした質のWebメディアを立ち上げたい」という意識が強いように感じます。

これは、ターゲットユーザーに対して既存のビジネスで築いてきたブランドや信頼を失いたくない、という理由もあると思いますが、一方で、社内的な視点で、上層部、他部署からのプレッシャーを受けているという背景もあると思います。

残念ながら、新規事業はほとんどの場合、失敗します。
ただし、多くの成功した新規事業に共通して言えることは、いくつもの失敗経験から得た気づきの上にそれが成り立っている、という事実です。

新規事業はどれだけ多く打席に入ってバットを振るか、数の勝負です。それをいかに早く繰り返して、成功の芽を探し当てるかがとても重要だと思います。

 

4つめのポイント「意思決定スピード、実行スピード」

合議制ではなく独裁制。かつ、意思決定者がどこまで現場に近いところにいるか?明確でブレない判断基準と行動原則の共有。

最後はチームビルディングの話です。

「船頭多くして船山に上る」という言葉にあるように、明確な意思決定者は1人にしたほうがいいと思います。そしてその意思決定者ができるだけ現場に近いところでいつも意思決定している状態を作る。チームメンバーはその意思決定者がどのような判断基準を持っているか、そばで共有しながら、暗黙知として同じ価値判断で自立した行動をし、全体としての実行スピードをあげていく。

よくある失敗例として、会社の上層部から「現場で意思決定してどんどん進めていいから」と名目上の意思決定者にされているプロジェクトリーダーに、何の決裁権も与えられておらず、都度、上層部にお伺いや細かなプロジェクト進捗報告をしながら、プロジェクト運営をしている、というケースがあります。

メディアには必ず「編集長」「監督」「演出家」といった、コンテンツに対する責任と権限を持った人が、経営者とは別に存在します。この人たちの主観的な価値判断によって、メディアの方向付けがされていきます。
Webメディアの立ち上げにもこのような役回りの意思決定者を一人置くことがとても大切だと考えています。

以上が、失敗経験から学んだ、WEBメディア事業をスケールさせるための4つのポイントの説明になります。

WEBメディア事業に限らず、新規事業で大切なのは時間軸です。
なぜ、時間軸が大切なのか?時間がたてばたつほど、投資コストが増え、社内や上層部の視線が厳しくなり、プロジェクトメンバーのモチベーション維持が難しくなり、成功確率が下がっていくからです。

その中で新規のWebメディア事業の立ち上げ初期の大切な目標は、「いかに早くメディアパワー(ページビュー数)の成長曲線を実現させるか?」の1点に尽きると思います。
以上にあげた4つのポイントは、その目標に向けて、特に大切なエッセンスを私なりに抽出したものです。

もし、これからWebメディア事業を立ち上げようと検討されている方に何らか参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
棟近 直広

棟近 直広

ディレクターバンク株式会社代表取締役、兼ディレクター。 1996年から大手IT企業で、コンシューマ向けの新規事業企画やサービス立ち上げをプロデュースした後、2014年からは中小企業のIT活用支援を手がける事業部門をマネジメント。2017年に独立し、ディレクターバンク株式会社にて企業のデジタルマーケティング活動の支援をおこなう。

インドア生活の新しい趣味を探してみるほか - ディレバン・メンバーの気になるWebサイト(2020年3月)

採用ページのブランディング、社員インタビューで気をつけるポイント-お悩み相談Q&A

より多くの記事を参照してください 棟近 直広

関連記事

デジタルマーケティング運用代行サービス

web担アシストアイキャッチ-300-158

Googleデータポータルを使った自動レポートサービス

デジマダッシュボード

MA導入支援サービス

MA導入支援サービス_OGP