観察眼と愛情を大切に。コンテンツディレクター 福田貴子さん

ディレクターバンク株式会社は、企業のWebマーケティングを顧客視点で最適化し支援する、企画・運用会社です。様々な分野の才能あふれるディレクター陣が、企業の担当者様とチームになって、日々Webマーケティング課題の解決に挑んでいます。

このコーナーでは、そんなディレクターバンク所属の多彩なWebディレクターにインタビュー。得意分野から個人的な趣味趣向まで、その魅力をご紹介します。

今回は、企業のオウンドメディアの企画、制作支援の経験豊富なコンテンツディレクター 福田 貴子(ふくた・たかこ)さんをご紹介します。

PROFILE

コンテンツディレクター

福田 貴子(ふくた・たかこ)

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WebメディアやSNS企業アカウントの運用中心にコンテンツ企画、制作ディレクション、ライティングまで幅広くこなす。PRプランナー、デジタルマーケティングコンサルタントを経て2016年に独立。2020年より『Web担当者のための見積もり相場ガイド』(以下、見積もり相場ガイド)2代目編集長に就任。趣味は料理、ベビーシッター。幼児~子供食の料理代行サービスを請け負うほどの腕前。

 

熱狂を体感したから、SNSの可能性を誰よりも知っていた

――現在、コンテンツディレクターとして各方面でご活躍されていますが、キャリアスタートからこの方面を目指されていたのですか?

福田さん:まったく違いました(笑)。最初に就いた仕事は、求人広告の営業でした。私はアメリカ・カリフォルニアの大学を卒業したのですが、ブラックミュージックが大好きで、卒業時点では音楽の先生になるか、南アフリカに行くか迷ってました。結局、とりあえず働いて、もっと社会のことを知ってから考えようと帰国して、東京で就職したんです。

Webマーケティングに関わるようになったのは、外資系クライアントがメインのPR会社に勤めていた時です。

アメリカの大学にいたのが、Facebookが誕生した初期のころで、大学の友達に教えてもらって始めたら、いろんな大学の学生たちがネットで交流していくのが面白くって。帰国して働き始めても、Facebookでアメリカの友達とチャットしまくってました。しかも勤務時間中に。(笑)

そうしたら上司に目をつけられて、当時、社内でSNSのヘビーユーザーは私くらいだったこともあって、Facebookを企業のPRに活用するためのSNSコンサル事業の立ち上げを任されることになったのです。

――映画『ソーシャル・ネットワーク』まんまの世界を体験されたのですね! 映画のなかでも、学生の間にFacebookが広まっていく様が熱狂的に描かれていて印象深いです。

福田さん:その後、Webマーケティングにどっぷりつかろうと思い、マーケティング会社に転職しました。そこでは、ユーザーとのエンゲージメントを最大化しコミュニケーションを産むためのコンサルティングを行いました。

管理職になって現場から離れたのをきっかけに、もっと現場の仕事がしたいと思い離職したんですが、ライティング仕事を引き続きお願いされたり、知人から仕事の依頼があったりして、自然とフリーランスとして働く形になりました。決意をもった独立ではなく、求められることにきちんと対応しようとしたらフリーランスになっていたって感じです。

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中長期の視点で企業のコンテンツマーケティングを支援

――現在は、どんなお仕事が中心になっていますか?

福田さん:オンラインコミュニティのマネジメントや、Webメディアのコンテンツ企画・運用管理、SEO記事のライター業務、動画コンテンツ制作など、企業のコンテンツマーケティングの支援、コンサルティングを様々な粒度で行っています。

また、英語対応が必要なプロジェクトに重要な契約タイミングだけスポットで参加したり、STEAM教育・幼児教育関連のプロジェクトにも参加しています。

オンラインコミュニティ支援では、自社サービスに対する熱狂度のあるフォロワーを集め、仲間・パートナーとしてマーケティング施策に参加させ、より熱狂度を上げていく、いかにファンをつくるかという点にこだわっています。

SNSは、双方向コミュニケーション媒体ではありますが、日本では、マスメディアとしてツール化してきています。マス的にファンを集めることはできますが、コミュニケーションというよりは、ユーザー理解、ソーシャルリスニングの方が向いているなと思います。

――戦略から運用まで、幅広く対応されているのですね。

福田さん:以前は、ジェネラリストすぎることが悩みだった時期もあったのですが、今では逆にそれが強みになっていると思います。

仕事の仕方も同様で、大きく成功するというよりミスをしない、決めたことをやるってのが売り。一見、華がなさそうですが、一度仕事をさせてもらえば、長く続く傾向です。

オウンドメディア運用がメインなので、打ち上げ花火ドーンではなく、コツコツ花火の切り絵を作ってるような気分で、良くても悪くても、しっかりPDCAを回して次への一手を見出す。コンスタントに軌道修正をしていると、大きく踏み外したりしないものです。

本質を見極めていく力には自信があります。常に、何かを観察していますね。観察眼が強みです。そして、理解すると満足する。アプリやWebサービスも次々と新しいものが登場しますが、とにかくまずは試してみる。正直、ピンと来ないものもありますが、得意な人に任せるなど、自分以外の力も借りて最適解を導きます。

そんなこんなで、クライアントからは、頼んだらなんとかなると思われているふしがあります(笑)。

――今年、ディレクターバンクのオウンドメディア『見積もり相場ガイド』編集長に就任されました。就任されてみて、率直な感想をお聞かせください。

福田さん:『見積もり相場ガイド』は、Webマーケティングの様々な施策の予算感を、テーマ毎に独自取材してレポートしているWebメディアです。最近では、ビジネスマンガ制作費やSNSのインフルエンサーキャスティング費などについて取り上げました。

いろいろな分野の方に取材させていただくので、そのディレクターの方とお話しするのが楽しいです。

また、ディレクターバンクは、“オウンドメディアは、とにかく長く続けることに価値がある”というスタンスで運用してくれるので、やりやすいです。PVが良くても悪くても、次に向けての話を前向きにできる、みんなでどうしようかと悩む。がんばろうと思える。丸投げ感がなく助かります。

Webマーケティングで、早急に結果を求めるならオウンドメディアではなく、広告を出せばいいんです。オウンドメディアをやるからには、中長期的な視点が大切。短期間で見たら落ち込んでても、長期的なトレンドに自信があれば大丈夫です。

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プロ並みの料理の腕前で、子どもたちをハッピーに

――お仕事以外で、好きなことや趣味は何ですか?

福田さん:料理が好きです。業務作業以外でも、情報をチェックしたりなど基本的にスマホやPCを見ているので、料理をしているときだけが、デジタル端末から離れている時間。気分転換になります。

また、食育や育児にも興味がある、というか子供が大好きなので、ベビーシッターや、家事代行サービスのマッチングアプリを通して小さい子供がいるご家庭の料理代行も行っています。コロナの影響で、最近は行けていないのが寂しいです。

――趣味のお料理から副業(?)的なことまで! すごいですね。将来の夢や目標があれば教えていただけますか?

福田さん:仕事の面では、あんまり大きな目標を立てず、目の前のお仕事をしっかりやるということですね。クライアントの課題解決に真摯に向き合っていきたいと考えています。

いずれ、子供好きや教育への興味から、大学卒業時に考えていた「先生」というところ、何かを教えるという道に合流することもあるのかもしれませんね。

 

Webマーケティングで大切なこと、それは相手を知る「観察眼」と「愛情」

――最後に、Webマーケティングにお困りの企業担当者様へメッセージをお願いします。

福田さん:あんまり困りすぎる前に相談してもらえるとありがたいです(笑)。窮地に追いやられてから相談された場合、こちらも支援できる選択肢が少なすぎて悔しい思いをすることが多いからです。

Webマーケティングでは、戦略が非常に重要ですが、一方で、戦略にとらわれすぎると、ターゲット不在の施策になりがちです。今やろうとしていることは、誰(ターゲット)のためにやろうとしているのか、ターゲットユーザー視点を見失ってはいけません。

多面的に見て、相手(ターゲット)のためを思うこと。Webマーケティングといっても、その先にいるのは「人」です。相手のことを知る「観察眼」と「愛情」さえあれば、かならず実のあるWebマーケティングを実行できると考えています。

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撮影:原地 達浩

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