ディレクターバンクでは、Webマーケティングに関する無料セミナー(ウェビナー)を毎週開催しています。各回、ディレクターバンクに所属するディレクターが講師をつとめ、Webマーケティングに関するそれぞれの専門分野について、押さえておきたい知識や役立つ情報、最新トレンドや現場で使える運用ノウハウなどを解説しています。
本記事では、そんなセミナーの要点をピックアップしてご紹介します。
今回取り上げるセミナーは『失敗しない「Webマーケ体制作り」5つのコツ〜ディレクターバンクの活用事例紹介〜』です。このセミナーでは、ディレクターバンクが、企業のWebマーケティング運用を長年支援してきた経験から、失敗しないためのWebマーケティング体制作りのコツを、5つのポイントに絞って解説しています。
弊社では、これまでの経験から、Webマーケティングにおける重要な成功要因は、『「検証・仮説・実行」をサスティナブルに回し続けられる体制を作ること』だと考えています。
Webマーケティングで成果をあげている企業様は、そういった体制作りについて「自社にとっての成功パターン」を発見されています。しかし、成功パターンはあくまでも「自社にとっての」もので、各社各様です。ある程度参考にはなりますが、Aという企業がでうまくいっているからといって、それがそのままBという企業でもうまくいくとは限りません。
一方で、Webマーケティングがうまくいっていない企業様には、共通する失敗パターンが見られます。それらの失敗パターンとそれを避けるコツを知ることで、失敗のリスクを下げ、Webマーケティングで成功できる体制に近づくことになります。
「自社が取り組むべきマーケティング施策が見つからない」ときの失敗パターンが、自社の課題を明確にせず、社内外の関係者に自社の課題を共有できないまま、外部のWebマーケティング会社に施策の提案を依頼してしまうことです。
最初の一歩目で失敗しないためには、Webマーケティング施策を検討する前に、自社の課題を整理した上で、その課題にどう取り組むのか基本方針を明確化することです。この状態になって初めて、踏み込んだ施策の提案が可能になります。
ディレクターバンクの支援サービスでは、Webマーケティングの企画・戦略立案の経験豊富なディレクターをアサイン。現状の課題整理から実行可能な活動計画の落とし込みまで、一緒に取り組みを行います。
「自社のニーズに合ったWebマーケ人材や外部パートナーの探し方がわからない」ときの失敗パターンが、スキルだけを基準に人材を選定してしまうことです。もちろんスキルは大事なのですが、同時に重要なのが、相性や視点合わせです。
また、外部パートナーのアウトプットの質は発注元のディレクションの質に依存するため、良いアウトプットを得るためには内部ディレクターの強化も必要です。
人材調達で失敗しないためには、人材選定の際にスキルセットの提示に加え、組織ミッションや課題を共有して、自社のマーケティング担当者視点で動けるディレクター人材をまずアサインしましょう。
ウェビナーでは、必要な人材を整理するためのヒアリングシートも紹介しています。
また、ディレクターバンクの支援サービスでは、Webマーケティング施策に合わせて経験豊富なディレクターをアサイン可能です。週1稼働から、クライアントの担当者に併走しながら、Webマーケティング運用のディレクションを行います。
Webサイトのリニューアルや新規Webサービスの開発など、「作ることありきのWebマーケティング・プロジェクト運営」になることも、よくある失敗パターンです。顧客との対話や現状分析が行なわれないまま、関係者の感覚でプロジェクトが進み、目的と開発範囲が曖昧になっている状態です。
プロジェクト運営で失敗しないためには、必要最小限の実装で検証・改善を繰り返す設計が重要です。
ディレクターバンクの支援サービスでは、コンテンツ企画・制作、サーバー構築、メール配信環境までワンストップで対応可能です。
プロジェクトの遂行フェーズにあわせて、必要な人材の追加アサインや支援チーム体制の変更に柔軟に対応しています。
プロジェクトにおいてPDCAをまわす環境の投資が想定されておらず、「分析環境がないために、効果検証が深くできない」という失敗パターンもよく見られます。この状態では、コスト抑制を重視するあまりリターンを想定した環境投資ができていなかったり、複数のWebツールに分散したデータを現場担当が手動で収集・分析しなければならず、運用=レポート作成作業となってしまったりしています。
環境構築で失敗しないためには、一体型のマーケティングプラットフォームを活用して、ダッシュボードを作りましょう。たとえば、機能性と使いやすさを兼ね備えた「HubSpot」などがおすすめです。
ディレクターバンクの支援サービスでは、HubSpotをベースにしたWebサイト構築から、コンテンツマーケティング運用までワンストップでサポート可能です。
既存の業務に追われ、人員不足で「今のままの業務を続けるのに精一杯の組織」になっていないでしょうか。その原因は、業務の選択と集中ができていないことです。また、新しい業務領域や業務フローに移行したくても、現場社員の抵抗があり難しいという状態もよく見られます。
業務変革では、ノンコア業務の切り出しをすることが重要です。ノンコア業務について、アウトソーシングと自動化を行うことで、社員の業務内容をコア業務に集約することができ、社内人材を育成する余裕も生まれます。
ディレクターバンクの支援サービスでは、Webマーケティング運用経験のあるオペレーターをアサインして、継続的に発生する定型運用業務をリモート代行可能です。
松尾 藍 (アカウントマネージャー)
自社Webマーケティング運用に課題を抱えている幅広い業界の担当者、責任者の方にご参加いただいています。課題が細かく見えていないという場合こそ、体制を見直すチャンスとなるので是非ご参加ください。
【プロフィール】
松尾 藍 (アカウントマネージャー)
フリーランスのSNSコンサルタントとして、企業のSNSマーケティングのインサイト化を中心に支援。BtoBを中心に多岐にわたる業種のクライアントを戦略設計からサポート。その他、企業のSNS運用代行業務などに従事。独立前は、北米のバンクーバー・トロントの2都市に留学し、デジタルマーケティングのDiplomaを取得。カナダ在住中に、現地のスタートアップ企業でオウンドメディアの立ち上げを担当。
『失敗しない「Webマーケ体制作り」5つのコツ〜ディレクターバンクの活用事例紹介〜』では、本記事で紹介したポイントを基に、具体的な失敗パターンの事例や失敗しないための対応について、より詳しく解説しています。
また、ウェビナー後にすぐに始められる取り組みも紹介しています。Webマーケティングについて、体制の強化や施策の改善、外部パートナーの活用を検討されている担当者・責任者の方に役立つ内容となっています。お気軽にご参加ください。
▼次回の開催
2023年3月21日(火)13:00〜14:00
失敗しない「Webマーケ体制作り」5つのコツ〜ディレクターバンクの活用事例紹介〜
▼今後のウェビナー開催予定一覧
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