ディレクターバンクブログ | Webマーケティング支援事例・ノウハウ

エンドユーザーと真摯に向き合うコンテンツを作りたい。Webディレクター佐藤章太さん

作成者: 烏田千洋|2021/10/24(日)

ディレクターバンク株式会社は、企業のWebマーケティングを顧客視点で最適化し支援する、企画・運用会社です。様々な分野の才能あふれるディレクター陣が、企業の担当者様とチームになって、日々Webマーケティング課題の解決に挑んでいます。

このコーナーでは、そんなディレクターバンク所属の多彩なWebディレクターにインタビュー。得意分野から個人的な趣味趣向まで、その魅力をご紹介します。今回は、クライアントそしてエンドユーザーに寄り添うコンテンツマーケティング専門Webディレクター 佐藤章太さんをご紹介します。

PROFILE

Webディレクター
佐藤 章太(さとう・しょうた)さん

インターネット広告代理店、SNS事業会社勤務等を経て、独立。現在、コンテンツマーケティングを専門としたWebディレクターとして活躍中。バー『コワーキングスナック Contentz』(東京・五反田)オーナー。奄美大島生まれ。東京育ち。

ネット広告やサービス事業を経て、コンテンツマーケの世界へ

――まずは、ご経歴から教えていただけますか?

佐藤さん:大学在学中から活動していたロカビリーバンドを解散した後、インターネットの広告代理店に就職してリスティング広告の企画・営業・運用に携わりました。一年ほど働いた後、自分で広告代理業をやってみようと26歳で独立しました。でも、当時は若くて人脈もなく、業績は厳しかったです。

一方で、自分でサービス開発して事業運営もしていました。当時まだ目新しかった楽曲のダウンロード販売と物販が両方できるというサービスで、海外のCMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)を日本用にカスタマイズして事業者に貸し出すというサービスだったのですが、受注が増えるにつれて保守のコストが多額になっていき、立ち行かずに閉めることになりました。

そこで新たに経験を積むため車系SNSの事業会社へ入り、営業職と企画職を経験しました。4年ほどその事業会社での経験を積み、あらためて独立し今に至ります。

現在は、コンテンツマーケティング専門のディレクターとして活動しています。再び独立した際はこれまでの広告制作の経験を生かしライターとして記事作成の仕事からスタートしました。当時は多くの企業がコンテンツマーケティングをはじめた時期だったのでライターとして依頼を受ける傍ら、ディレクターとしてメディア運用を担当させていただくようになりました。

Webディレクターの傍らスナックを経営

――本日は、佐藤さんが経営されているお店『コワーキングスナック Contentz』にお邪魔してお話を伺っています。このお店のオーナーになった経緯とは?

佐藤さん:もともとは僕も店のお客さんだったのですが通っているうちに「働いてみない?」とお誘いをいただいて、月2回ほど趣味で働くようになりました。そのうち、前オーナーが別事業に注力したいとのことで引き継ぎ先を探していたため事業譲渡という形でお店を引き継がせていただくことになりました。

引き継いだ理由としてはこの店の常連さんやスタッフのことがシンプルに好きだからというのが大きな理由ですね。利害関係なく人と人が出会い、話ができる場所というのはありそうで少なかったりするので貴重な場だと考えました。お店の繁盛はもちろん目指しますが、良い雰囲気のお店を続けていくことが第一ですね。

Webディレクターとしての視点で言えば、飲食店というローカルビジネスの経営者として、マーケティングの様々なアイデアを実践する場があるというのも魅力でした。

これまでコンテンツマーケティングのディレクターとして、様々な企業の支援を行ってきたなかで、アイデアはあっても様々な都合で実践できなかったものもあります。まだ休業から開けたばかりですが、今後はクライアントワークで培った経験を生かしてお客様に喜んでいただけるマーケティング施策を行っていきたいと思います。

エンドユーザーと真摯に向き合う仕事を心がけています

――企業のコンテンツマーケティング支援において、そのプロセスで重視していることは何ですか?

佐藤さん:プロセスというか根底にある考え方ですが、例えばコンテンツマーケティングとしてメディアをやるとなったときに、そこに偏った愛情があるかどうか、こだわりがあるかどうかということがとても重要だと考えています。

データを元にしたロジカルな施策も大切ですが、その商品やサービスに対する情熱みたいなものがコンテンツの根本には必要不可欠だと思っています。

僕はディレクターとして制作に携わっていますが、その仕事はクライアントの情熱をエンドユーザー視点でコンテンツ化して届けることだと思っています。

良い終わり方を目指して仕事をする

――現在・過去のプロジェクトで印象に残っている事例について教えてください。

佐藤さん:コンテンツマーケティング支援として理想形のかたちとして印象深いのが、プライズ事業会社でグッズのオリジナルブランドを立ち上げるということで、ゼロから関わらせていただいた案件です。

この案件はブランドの認知を広げてファンを作ることだけでなく社内でコンテンツマーケティングを完結させることも目的の一つだったので、社内の方と一緒にゼロから創り上げて5年間かけて引き渡すという理想的な仕事ができました。

成功要因としては、クライアントがちゃんと任せてくれたということがあると思います。自分たちが創る製品への自信と情熱があって「これを世に広めたいんです」という確固たる意志がありました。途中、うまくいかないことがあっても、常に建設的に議論をして進めることができました。

知ってもらう来てもらうの前に「楽しんでもらう」を意識しています

――いちユーザーとして注目されているホームページやWebサービス・アプリ等がありましたら教えてください。

佐藤さん:『LINE公式アカウント(旧 LINE@)』が、いま改めて面白いです。バーを経営するようになってじっくりと使ってみたら、多機能で驚きました。サードパーティの連携サービスもたくさん出ていて、あれこれ試すのが楽しいです。

いわゆる顧客管理機能が面白いです。お客さんとの関係性を良い距離感で保てそうだなと。エンタメ要素も盛り込めて、予約ができるといった利便性から面白さまで色々あってお客さんを楽しませられそうだと感じます。

LINEはこれから常連さん向けに提供しようと思っているので、内輪ノリではないですけどもクローズドなコンテンツを考えるのは楽しいですね。

お気軽にご相談ください!

――最後に、Webマーケティングにお困りの企業担当者様へメッセージをお願いします。

佐藤さん:コンテンツマーケティングのことで悩んでいたら、ぜひお気軽にご相談ください。まずは、ざっくばらんにお話いたしましょう。

撮影:原地 達浩