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オウンドメディア成功事例30選!成功ポイント分析

オウンドメディア成功事例30選!成功ポイント分析

オウンドメディア運営のイメージをつかむために、実際のオウンドメディア成功事例を知ることが役立ちます。

本記事では、オウンドメディアの目的別に分類した30の事例から、オウンドメディアを成功させるためのポイントを分析し、解説しています。

特に、オウンドメディアの立ち上げを検討している企業のWeb担当者の方にとって有益な情報となるはずです。自社でどのようなオウンドメディアを作るべきか、社内で検討するためのヒントとしてご活用ください。

 

  1. はじめに - オウンドメディアとは?
  2. オウンドメディアの成功事例1・BtoBのリード獲得
  3. オウンドメディアの成功事例2・BtoCの認知拡大
  4. オウンドメディアの成功事例3・Web上での売上獲得
  5. オウンドメディアの成功事例4・人事採用
  6. オウンドメディア運営を成功させるために必要なこと
  7. オウンドメディア運用が失敗しないためには?
  8. ディレクターバンクのオウンドメディア立ち上げ、運用サポート
  9. 他社の事例と自社の強みを探ってアイデアを得る

 

はじめに - オウンドメディアとは?

Webマーケティングにおける「オウンドメディア」とは、企業が情報発信のために運営する、オンライン上の自社メディアを指します。多くの場合、ひとつのWebサイトとして運営されます。

オウンドメディアは、まだ自社のことを知らない潜在顧客からすでに自社の商材を利用している既存顧客まで、幅広い層にアプローチできる手段です。

オウンドメディアの運用は、以下いずれかを目的とすることが多くなっています。

  • 認知拡大
  • 見込み顧客のリード獲得
  • Web上での売上獲得
  • 人事採用の強化

オウンドメディア記事制作

 

オウンドメディアの成功事例1・BtoBのリード獲得

ハードロック工業株式会社/ねじ締結技術ナビ

URL:https://navi.hardlock.co.jp/

ハードロック工業株式会社は、ゆるみ止めねじの開発・製造・販売を行っている企業です。国内に約200社の販売店を展開、海外にも販売を行なっています。

同社が運営するオウンドメディア「ねじ締結技術ナビ」では、ねじ締結に関する課題を解決するためのさまざまな情報が発信されています。ニッチなテーマですが、需要があるところには確実にある、企業の専門性やノウハウを存分に活用したオウンドメディアです。

会社サイトへのリンクと、問い合わせ先・問い合わせフォームへのリンクが掲載されています。

山洋電気株式会社/TECH-COMPASS

URL:https://techcompass.sanyodenki.com/jp/index.html

山洋電気株式会社は、電子機器の冷却ファンや金融機関オンラインシステムなどの電源バックアップ装置、太陽光発電システム用パワーコンディショナ、サーボシステムの開発・提供を行なっている企業です。

同社が運営するオウンドメディア「TECH-COMPASS」では、山洋電気の製品・技術に関連する情報発信、事例紹介などを行なっています。サイトにはメルマガ登録と問い合わせ・資料請求のCTAが設置されています。

freee株式会社/経営ハッカー

URL:https://keiei.freee.co.jp/

freee株式会社は、会計ソフトの開発・提供をはじめとして、企業の経理業務や人事労務などをサポートするソフトウェアやサービスを開発・提供している企業です。

 

同社が運営するオウンドメディア「経理ハッカー」では、経営者・個人事業主を対象として、会計および財務管理の効率化に役立つ情報を発信しています。同社のパートナーである会計士、税理士などの専門家による記事執筆が特徴的です。

 

株式会社ベネフィット・ワン/ボーグル

URL:https://bowgl.com/

株式会社ベネフィット・ワンは、法人などの福利厚生サービスを提供する企業です。

同社が運営するオウンドメディア「ボーグル」では、企業の働き方改革や福利厚生、ワークライフバランスなどをテーマとした情報を発信しています。ベネフィット・ワンの取り組みについての事例紹介も掲載されています。

コンテンツのなかには、資料ダウンロードや問い合わせのCTAが設置されています。

株式会社カケハシ スカイソリューションズ/社員研修の知恵袋

URL:https://www.kakehashi-skysol.co.jp/kenshu-chiebukuro/category/newcomer/

株式会社カケハシ スカイソリューションズは、人材採用や社員研修に関するサービスを提供している企業です。

同社は、上記で紹介している「社員研修の知恵袋」をはじめ、「離職防止の知恵袋」「新卒採用の知恵袋」「中途採用の知恵袋」といった、それぞれの切り口から人材採用・社員研修に関する情報を発信するオウンドメディアを運営しています。

コンテンツのなかに、資料ダウンロードやセミナー申込、問い合わせなどのCTAが設置されています。

株式会社プリマリール/イロドリック!

URL:https://blog.iro-dori.net/

株式会社プリマリールは、オンラインでリーズナブルに印刷の発注ができる印刷通販「イロドリ」を展開している企業です。

同社が運営するオウンドメディア「イロドリック!」では、印刷をはじめ紙の販促物制作に役立つさまざまな情報が発信されています。

イロドリのサービスサイトへのリンクやバナーも設置されていますが、集客よりも情報提供の色が濃いサイトとなっています。

共同印刷株式会社/Hint Clip

URL:https://hc.kyodoprinting.co.jp/

共同印刷株式会社は、印刷メディアを核としたサービス展開の他、デジタルによる情報コミュニケーションや販促資材の提供など、幅広い事業展開を行なっている企業です。

同社が運営しているオウンドメディア「Hint Clip」では、販促担当者のための役立つ情報が発信されています。販促から業務効率化、リサーチ・分析に関することまで、幅広い分野の情報が集まっています。

資料ダウンロード・メルマガ登録・問い合わせのCTAが設置されています。

株式会社キーエンス/バーコード講座

バーコード講座URL:https://www.keyence.co.jp/ss/products/autoid/codereader/


株式会社キーエンスは、センサ、測定器、解析機器などを取り扱う会社です。

同社では、製品についての情報を発信するWebサイト内で、「バーコード講座」という、バーコードに関するさまざまな情報をまとめたページを展開しています。これも、オウンドメディアの一つの形といえます。

バーコード講座では、バーコードの基本原理からより詳しい構成、使用例、2次元コードの仕組みまで、知識が網羅されており、PDFダウンロードも可能です。

キーエンス社の持つ専門的な知識やノウハウを存分に活かしたオウンドメディアとなっています。

 

コクヨ株式会社/WORKSIGHT

worksightURL:https://www.worksight.jp/

「WORKSIGHT」は、コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所が運営するオウンドメディア。『企業が抱える経営課題に「働く環境(=空間インフラ+制度インフラ)のリデザイン」という視点からアプローチ』する取り組みを紹介するコンテンツが掲載されています。

オフィス用品や空間デザインを手がけるコクヨ社ならではの視点といえます。同社が運営するtoC向けのオウンドメディアと比較することで、ターゲットや目的の違いによりオウンドメディアがどのように異なる特徴を持つのかを、分かりやすく感じることもできます。

 

サイボウズ株式会社/サイボウズ式

URL:https://cybozushiki.cybozu.co.jp/

サイボウズ株式会社は「サイボウズ Office」シリーズをはじめとしたソフトウェアの開発・販売を行う企業です。

同社が運営するオウンドメディア「サイボウズ式」では、働き方に関するコラムや取材、対談記事が発信されています。IT・Webマーケティングの企業が運営するオウンドメディアは、ITやWebマーケティングに関する知識やノウハウを発信するものが多いのですが、そのなかにあって切り口が独特のオウンドメディアです。

サイボウズの製品は、企業の働き方に大きく影響するものなので、製品そのものではなく製品によって実現する世界に焦点をあてたというふうに考えることもできるかもしれません。

オウンドメディアの成功事例2・BtoCの認知拡大

株式会社BAKE/THE BAKE MAGAZINE

URL:https://bake-jp.com/magazine/

株式会社BAKEは、チーズタルト「BAKE CHEESE TART」をはじめとしたお菓子の製造・販売を行なっている企業です。実店舗・ネットショップ両方での販売があります。

同社が運営する運営するオウンドメディア「THE BAKE MAGAZINE」は、2015年5月にスタートしました。自社の製品に関する話題にとどまらず、「食」に関する独自の取り組みを行なっているブランドや企業、生産者、業界関係者へのインタビューなどの情報を幅広く発信しています。

コーポレートサイトとオウンドメディアとでデザインが統一されており、ブランドの世界観を表すオウンドメディアといえます。独自のインタビュー記事が中心のコンテンツにも、ブランドの世界観に共通するものがあります。

オウンドメディア下部に、オンラインショップへのリンクやバナー、また、採用情報ページへのリンクが設置されています。

 

アサヒグループ食品株式会社/アマノ食堂

URL:https://amanoshokudo.jp/

アサヒグループ食品株式会社は、フリーズドライ食品やサプリメント、ベビーフードなどの開発・製造・販売を行なっている企業です。取扱商品のなかのひとつに「アマノフーズ」というフリーズドライ食品のブランドがあります。

同社が運営するオウンドメディア「アマノ食堂」は、アマノフーズの販促のためのWEBマガジンです。旬の食材を使ったレシピ紹介や料理家・料理研究家によるコラム、食に関する対談などが掲載されています。「食堂」の名前の通り、ふらっと立ち寄って献立を決める参考になったり、食に関する情報を得られるサイトとなっています。

サイトトップにアマノフーズの公式オンラインショップへのリンクがあり、レシピなど各コンテンツのなかでもアマノフーズの商品紹介やオンラインショップへのリンクが掲載されています。

オーマイグラス株式会社/メガネスタイルマガジンOMG PRESS

URL:https://www.ohmyglasses.jp/blog

オーマイグラス株式会社は、オンラインショップ・実店舗でのメガネの販売、メガネのオリジナルブランドの開発・販売などを行なっている企業です。価格が高めのメガネを中心に取り扱っており、こだわりをもってメガネを選びたいユーザーが顧客の中心と推察されます。

同社が運営するオウンドメディア「メガネスタイルマガジンOMG PRESS」では、メガネに関する情報発信、メガネの選び方やおすすめのメガネ屋の紹介などを行なっています。自社ブランドも紹介しつつ、メガネ屋の紹介では他社の紹介も行っています。

コクヨ株式会社/コクヨマガジン

URL:https://www.kokuyo-st.co.jp/mag/

大手文房具メーカーであるコクヨ株式会社が運営するオウンドメディア「コクヨマガジン」は文房具に関する情報を発信するサイトです。コーポレートサイトのなかのコンテンツとして運営されています。

文房具の上手な活用方法や選び方、意外と知られていない知識などをテーマにコンテンツが作成されています。コンテンツのなかで関連するコクヨ製品の紹介もあり、オンラインショップに移動して購入できます。オウンドメディア下部にも、オンラインショップを案内するバナーが設置されています。

株式会社カインズ/となりのカインズさん

となりのカインズさんURL:https://magazine.cainz.com/

「となりのカインズさん」は、ホームセンターCAINZを運営する株式会社カインズによるオウンドメディア。

カインズで扱っている幅広い商品について、各分野のマニアックな専門家や著名人が、それぞれの知識やノウハウ、うんちくを楽しく紹介しています。

暮らしに寄り添い、思わず商品を使って試してみたいと思うコンテンツや、読んでいるだけで面白いコンテンツが充実しています。

 

レッドブル・ジャパン株式会社/Red Bull

redbullURL:https://www.redbull.com/jp-ja/

エナジードリンクで有名なレッドブルでは「Red Bull」というオウンドメディアを運営しています。

このオウンドメディアでは、アクションスポーツやモータースポーツ、ゲーミングなどのアスリートの情報を積極的に発信しています。製品の紹介ではなく、あくまでもアスリートの魅力を発信することで、Red Bullのポジティブなイメージにつなげているのが特徴です。

また、記事コンテンツだけでなく動画コンテンツも充実しています。

 

おかざき歯科クリニック/歯医者が教える歯のブログ

URL:https://hanoblog.com/

おかざき歯科クリニックは、横浜市戸塚区にある歯科医院。歯科医院の公式サイトとは別に「歯医者が教える歯のブログ」を運営しています。

このブログでは、歯の治療に関するさまざまな情報が発信されています。おかざき歯科クリニックでの治療についても案内されていますが、他の歯科医院の広告も掲載されているのが特徴的です。なお、広告運用は株式会社ルーシーという別の会社が行なっています。

こういった医療情報は専門の医師でないと発信できないため、歯科医院ならではのオウンドメディアといえます。

 

オウンドメディアの成功事例3・Web上での売上獲得

資生堂ジャパン株式会社/ワタシプラス by SHISEIDO

URL:https://www.shiseido.co.jp/wp/index.html

大手化粧品メーカーの資生堂が運営するオウンドメディア「ワタシプラス by SHISEIDO」では、美容に関する情報を発信する他、自分に合ったスキンケアやメイクを選べるサービスを提供しています。

オウンドメディア内で自社製品の紹介・販売も行っており、そのまま商品の購入も可能です。ECサイトとオウンドメディアの両方の性質を持つサイトといえます。

 

株式会社クラシコム/北欧、暮らしの道具店

URL:https://hokuohkurashi.com/

株式会社クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」は、オウンドメディアの性質も合わせ持つオンラインショップです。ECサイトのコンテンツマーケティングやオウンドメディアの代表例として非常によく取り上げられるサイトといえます。

「北欧、暮らしの道具店」は、北欧のライフスタイルをコンセプトにスタートしたサイトで、現在ではさまざまな国の生活・インテリア雑貨の販売や、オリジナルブランドの開発・販売を行なっています。

サイト内では、商品の紹介が読み物的なコンテンツとなっており、ただ商品のスペックを紹介するだけでなく、その商品を使ってどのようなライフスタイルが想像できるのかという点が重視されている印象です。

 

第一三共ヘルスケア株式会社/健康美塾

URL:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/kenko-bijuku/

第一三共ヘルスケアは、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器などの製造・販売を行なっている企業です。

同社が運営するオウンドメディア「健康美塾」では、季節、生活スタイルに合わせたスキンケアや、よくある悩みや症状の対策、市販薬の正しい使い方の知識などの情報発信を行っています。コーポレートサイトとオウンドメディアとでデザインが統一されており、医薬品メーカーの運営サイトであるという安心感があります。

各コンテンツのなかでは関連する同社の製品が紹介されており、ブランドサイトや製品紹介ページへ移動して詳細を確認できるようになっています。また、それらのページでは、製品を販売している店舗の検索や、ECモールへ移動してオンラインでの購入ができるようになっています。

石けん百貨株式会社/石鹸百科

石鹸百科URL:https://www.live-science.com/

石けん百科株式会社は、石鹸とその関連商品を幅広く扱い、ECサイト「石けん百貨」で販売している会社。ECサイトとは別に、石鹸に関するさまざまな情報を発信するオウンドメディア「石鹸百科」を運営しています。

石鹸百科の各コンテンツに関連する商品が同ページ内でECサイトのリンクとともに紹介されており、石鹸百科で気になった商品をそのまま購入できるようになっています。

株式会社エービーシー・マート/DOOR by ABC-MART

DOORURL:https://door.abc-mart.net/

「DOOR by ABC-MART」は、オンライン・実店舗で靴の販売を行うABC-MARTが運営するオウンドメディア。

同社が扱う商品のコーデ、商品にまつわる物語などを紹介する記事が掲載されています。記事内にはその記事で紹介された商品の販売ページに飛ぶリンクも設置されており、興味を持った商品の購入をそのまま検討できるようになっています。

 

SMBC日興証券株式会社/日興フロッギー

URL:https://froggy.smbcnikko.co.jp/

証券会社であるSMBC日興証券株式会社が運営するオウンドメディア「日興フロッギー」では、株に関する情報発信を行なっています。

SMBC日興証券の口座を開設していれば、ログインした上で、東京証券取引所(東証)に上場している約3900銘柄の個別銘柄・ETF・REITを、日興フロッギーの記事から購入可能です。この点が、このオウンドメディアの大きな特徴といえます。

オウンドメディアの成功事例4・人事採用

株式会社メルカリ/mercan(メルカン)

URL:https://mercan.mercari.com/

フリマアプリ「メルカリ」で有名な株式会社メルカリでは、「mercan(メルカン)」というオウンドメディアを運営しています。

メルカンは、メルカリグループのメンバーや社内のイベントを、メルカリグループのメンバー自身が発信していくメディアとなっています。

サイトには採用情報へのリンクも掲載されています。

LINE株式会社/OnLINE(オンライン)

OnLINEURL:https://line-online.me/

コミュニケーションアプリ「LINE」をはじめさまざまな関連サービスを提供するLINE株式会社では、「OnLINE(オンライン)」というオウンドメディアを運営しています。

OnLINEでは、LINE社が展開するさまざまなサービスの各分野、各業務に関わる社員の取り組みを紹介しています。OnLINEのコンテンツを読むことで、LINE社員が日々どのように働いているのかを想像しやすくなるでしょう。

トップページの右カラムには、採用関連情報へリンクするバナーも設置されています。

株式会社サイバーエージェント/CyberAgent Way

サイバーエージェントURL:https://n-works.link/blog/marketing/btob-owned-media-success-stories

「CyberAgent Way」は、株式会社サイバーエージェントが運営するオウンドメディア。

サイバーエージェントの各分野での取り組みに関するインタビューや、イベント情報などが紹介されています。全体として、サイバーエージェントがどのような仕事を行なっているのかがつかめるサイトとなっています。

採用に関するカテゴリもあり、採用関連のコンテンツが豊富です。

株式会社チャーム・ケア・コーポレーション/チャームPOINT(チャームポイント)

チャームPOINTURL:https://point.charmcc.jp/

「チャームPOINT(チャームポイント)」は、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションが運営するオウンドメディアです。同社は、介護付有料老人ホーム(チャーム)の運営を行う会社です。

チャームPOINTは、「介護で働くリアルを伝える情報メディア」として、チャームで働くスタッフの働き方を紹介しています。介護の現場のリアルを伝えつつ、楽しさややりがいといったものも伝わるコンテンツとなっています。

トップページには、採用情報へのリンクも設置されています。

 

株式会社共立メンテナンス/ドーミーインこぼれ話

ドーミーインこぼれ話URL:https://recruit.kyoritsugroup.co.jp/hotel/dormyinn/blog/

「ドーミーインこぼれ話」は、ビジネスホテル「ドーミーイン」などを展開する株式会社共立メンテナンスが運営するオウンドメディア。

ドーミーインのスタッフがコンテンツ執筆を行なっており、スタッフのさまざまな取り組みややりがいを綴った記事や、募集情報や採用イベントの紹介などが掲載されています。スタッフ自らの発信により、現場の雰囲気がよく伝わるコンテンツとなっています。

トップページには、採用サイトへのリンクが分かりやすく掲載されています。

 

オウンドメディア運営を成功させるために必要なこと

オウンドメディア運営を成功させるために必要なこと

ユーザーのニーズに合わせた情報の継続的な提供体制

オウンドメディアを運営するにあたっては、まず、ターゲットとするユーザーの属性や興味関心、抱えている課題などを想定します。その上で、訪問ユーザーに、最終的にどのような行動に至ってほしいのかまで考えます。

これらを明確にした上で、ユーザーのニーズに合わせた情報を発信していきましょう。

また、オウンドメディアは、立ち上げるだけでなく継続的にコンテンツを提供していくことが重要です。月何本程度のペースで新規コンテンツを作成するのか、最初に計画を立て、それを無理なく続けられる人的リソースを集め、運営体制を整えましょう。

新規コンテンツの作成だけでなく、既存コンテンツの改善も行う必要があるので、その点も考慮に入れた運営体制を作ります。

 

コンテンツの質、オリジナルコンテンツの重視

オウンドメディアに取り組む企業が増えるなかで、他社と差別化するためには、コンテンツの質が重要になってきます。自社ならではの独自性のある情報が含まれた、オリジナルコンテンツを作成することを意識しましょう。

たとえば、ユーザーからよくある問い合わせや課題のなかに、そういったヒントが隠れていることもあります。業界内や社内では当たり前に思っている情報が、外から見ると意外な情報で、ユーザーの興味関心が高いということもあるでしょう。

本記事で紹介した事例は、そういった独自性の探し方の参考にもなるはずです。

 

SEOを意識したキーワード設計

オウンドメディアへの集客経路として重要なのが、自然検索です。オウンドメディアのコンテンツは、どのようなユーザーに読んでほしいのかというターゲット設定を踏まえて、そういったユーザーが自然検索で流入してくるように、SEOを意識したキーワード設計に基づいて作成しましょう。

コンテンツの作成計画を立てるときに、まずは狙いたいキーワードを洗い出し、そこからどのようなコンテンツを作成していくのか構成案を作るとスムーズです。

 

SNSや広告を併用したコンテンツの露出

オウンドメディアへの集客を増やすために、自然検索以外にも、SNSや広告を活用してコンテンツの露出を上げることも検討しましょう。

特にSNSは、オウンドメディアのコンテンツ拡散やファン作りに効果的なので、オウンドメディア運営と並行して着手したいところです。自然検索だけではアプローチできないユーザーにコンテンツを届けることもできます。

広告は、短期間に集中してコンテンツの露出を上げ、集客を増やしたいときに効果的です。狙いたい効果と数字を明確にした上で、期間を決めて出稿を行い、費用対効果を意識しましょう。

 

アクセス解析を使った定期的な効果検証と改善活動

オウンドメディアは、立ち上げてすぐ成果が出るものではありません。オウンドメディア全体、そしてひとつひとつのコンテンツについて、どのようなユーザーがアクセスして、どのような反応を示しているのか、狙った効果が出ているのか、データ解析を行い、改善を重ねることが重要です。

月1回などの定期的な振り返りを行い、データ解析を基に、既存のコンテンツの手直しや新規コンテンツの作成を重ね、効果検証と改善を続けましょう。

 

オウンドメディア運用が失敗しないためには?

鶴巻 健太さん

 

【ディレクターよりアドバイス】

 鶴巻 健太さん

 Webマーケター/SEOディレクター

 

数ある要素の中でも、特に下記3つが大切です。

  1. ゴールを定める
  2. ペルソナを定める
  3. SEO対策(コンテンツSEO)を施す

オウンドメディア運用において、ゴール設定は最重要項目です。「自社の認知を高め採用につなげる」「見込み客を集めサービスを購入してもらう」など、企業によってゴールは異なります。ゴールを定めないまま運用してもモチベーションが低下し、放置状態になる可能性が高いでしょう。

続いてペルソナ設定について。マス向けのコンテンツはアクセス数こそ取れるものの、成約につながりにくいです。そこで必要になってくる要素がペルソナ設定です。ペルソナ=顧客像。名前・年齢・職業・年収・家族構成などを絞り込み、その人に突き刺さるコンテンツを作成しましょう。

最後にSEO対策。オウンドメディア運用とSEO対策(コンテンツSEO)は切り離せない要素です。ペルソナが検索するであろうキーワードを選定し、検索意図に沿った構成を作ることがポイント。サジェストやLSI(再検索キーワード)を調査し、ユーザーの意図を深堀りすることもお忘れなく。

 

【ディレクタープロフィール】

Webマーケター/SEOディレクター

鶴巻 健太

「オウンドメディアを運用しているけど、思っているような結果を得られない」「コンテンツマーケティングを継続しているけど、方向性が合っているか分からない」とお悩みの方のお役に立てます。約10年のオウンドメディア運用経験がございますので、戦略・ペルソナ設定はもちろんキーワード選定からライティングまで幅広いご支援が可能です。

◆ブログ:つるけん@新潟市在住SEOディレクター
◆Twitter:鶴巻健太@新潟のSEOディレクター(@tsuruken1212)

 

ディレクターバンクのオウンドメディア立ち上げ、運用サポート

ディレクターバンクでは、オウンドメディアに関して以下の3つのプランを提供しています。お客様の課題に合わせ、オウンドメディア運営を柔軟に支援いたします。

  • 新規オウンドメディアサイト立ち上げ&運営支援
  • コンテンツ制作&オウンドメディア企画運営支援
  • コンテンツ制作支援

オウンドメディア記事制作

新規オウンドメディアサイト立ち上げ&運営支援

新規でオウンドメディアを立ち上げる際の戦略設計、メディアコンセプト設計から支援するプランです。新規オウンドメディア立ち上げの経験があるディレクターが担当します。

市場/競合調査などを基にしたメディアコンセプト設計、ターゲット設定、目標数値の設定や立ち上げ後に集客をするためのマーケティング戦略設計、更にサイト制作までワンストップで対応可能です。

立ち上げ後は、コンテンツ制作や分析・改善提案といったオウンドメディアの運営も引き続きご支援可能なため、初めてオウンドメディア運営に取り組む場合にも最適です。


コンテンツ制作+メディアサイト企画運営支援

コンテンツ制作に加え、対策キーワードの抽出、記事コンテンツ企画からオウンドメディアの分析・改善提案まで、オウンドメディアの企画運営全体を支援するプランです。

メディア運営経験豊富なディレクターと制作メンバーで御社専用チームをアレンジします。

定期レポートによる数値管理および分析・改善提案を行い、記事コンテンツ企画、CVの改善や新規施策の提案など、オウンドメディアをより効果的に運営するために必要な支援をワンストップで提供します。

将来的に内製化を目指す場合のご支援も可能です。


コンテンツ制作支援

対策キーワードに基づいて、記事作成のみお受けする制作プランです。ご要望のテーマ・対策キーワード、記事本数・ボリュームに応じてコンテンツを制作します。

御社専用の制作チームをアレンジして、キーワード抽出から記事制作、校正や入稿まで、コンテンツ制作をワンストップで代行いたします。

記事の専門性や難易度、文字数により、1コンテンツあたり1.5万円からのお見積りとなります。画像選定や解説図制作、ディスクリプションの入力も併せたCMSへの直接入稿など、運営体制に適したご支援が可能です。

 

他社の事例と自社の強みを探ってアイデアを得る

さまざまな企業がWebマーケティングに取り組むなかで、オウンドメディアにもさまざまな事例があります。

このオウンドメディアが面白い、興味を引かれるというものがあったら、ぜひ参考にしてみてください。たとえ業界が違っても、成功しているオウンドメディアのコンテンツや運用には、ヒントになるものがあるはずです。

同時に、自社がオウンドメディアを立ち上げるにあたり、どのような独自性を打ち出せるのか、改めて自社の強みを探ってみましょう。ユーザーに知ってほしい、ユーザーにとって役立つであろう情報がきっとあるはずです。

自社のオウンドメディアのイメージは見えたものの、コンテンツの制作や運用など、自社だけで行うのは難しいと感じたら、外部の専門家に依頼するのもひとつの方法です。

オウンドメディア立ち上げについて悩まれていることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

オウンドメディア記事制作