ディレクターバンク(略してディレバン)の烏田です。ディレバン・メンバーが、いま気になるWebサイトやアプリをご紹介している連載『気になるWeb』第6回をお届けします。
選択基準は、シンプルにそれぞれが「いま気になっている」ということ。他のメンバーが何を持ってくるかは知らずに選んでいるのですが、今回は、なにやら未来志向な“気になる”が集まりました。
※()内は、紹介者です。
店員に代わるスタバ店舗のAIアシスタント
https://www.jnews.com/world/2019/021.html
リアル店舗でもAIを使った接客アプリが導入され始めているという記事。
海外(おそらく米国)のスタバでは、店に行く前にモバイルアプリで音声チャットをしながらオーダーして、最寄りの店で商品が受け取れるらしい。
サービス業の労働力不足やインバウンド観光客向けの多言語対応に、これからこういったリアル店舗での音声チャットアプリは結構導入が進んで行くのだと思う。
こういった、AIエージェントとの音声会話からオンライン注文に誘導する方法は「ボイスコマース」と呼ばれているらしい。なんだか、一周回って当たり前のことをIT用語っぽく言っている気がしないではない。(棟近)
zoom
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
「テレワーク」という言葉を聞くようになって久しい。
Wikipediaによると「勤労形態の一種で、情報通信技術(ICT, Information and Communication Technology)を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態」ということらしい。
来年2020年は、東京オリンピックでの都内混雑緩和に向けて、テレワークを推進しようという動きもあるようだ。
ちなみに、ディレクターバンク社では、2016年の設立当初からかなりのテレワーク推進派だ。
一緒に仕事をしているのが、フリーランスのWebディレクターさんたちで、ほぼ全員に一定のwebリテラシーがあるため、オフィスや会議室に集まらなくても、eメールやメッセンジャー、チャット、ファイル共有などでスムーズにコミュニケーションが取れるからだと思う(誰も「テレワーク」って意識してないと思うけど)。
そんな中、急激に利用頻度があがってきたのが「zoom」だ。
#ご存知ない方のために簡単に補足しておくと、要はskypeみたいなヤツ。
個人的にzoomのグッドポイントは以下。
・主催、参加が簡単。
会議の主催者はurlを送る、参加者はurlをクリックするだけで良い(ユーザーIDなどを意識させない)。
・音声の品質が良い。
それまでは、使っていたskypeに比べると、多少回線状態が悪くても音声がクリア(な気がする)。
・無料アカウントの時間制限
40分で時間切れになるので、それまでに会議を終わらせようという気分になる。
最近は、ディレバンメンバー間だけでなく、クライアントさんとの打合せでもzoomを使うことが増えてきた。
全ての打合せがオンラインに・・とは行かないと思うが、こういうワークスタイルはもっと広がれば良いと思う。
さらに、まだ使ったことはないが、zoomにはウェビナー機能もあるらしい。
もしかしたら、今後はこのブログもウェビナー版なんてこともあるかもしれない。(鶴久)
「ゆっくり、いそげ」―元マッキンゼー、現カフェ店主が語るユニークな経済論の書
https://www.nomura.co.jp/el_borde/books/0012/
最近読んで、とても共感した一冊。画一的な商品を大量生産・大量消費するGDP至上主義の経済模様に対する違和感に、光明が差しました。
人を「使う」のではなく「支援」する組織づくり、金銭的な対価以上に得るものがあったと感じそれを誰かに還元したくなるような、金銭換算しにくい価値も含めた「より複雑な価値のキャッチボール」を提唱しています。
数字上いくら帳尻合わせをしてさも利益が上がってるように繕っても、その裏では大量のフードロスや、資源の枯渇、環境破壊など問題が山積み。おりしも、アイスランドの首相が「GDPに代わる幸福度の指標を」と提起しているとのニュースも出たりして、いよいよそんな時代になってきたと、大げさにいうとウキウキします。
この記事が掲載されているWebサイトは、野村証券のオウンドメディア『EL BORDE(エル・ボルデ)』です。
日本のミライを創造するビジネスパーソンのためのWEBマガジンとして、“若者たちの「変革と挑戦」を応援する”知識や情報を発信するとしています。公式ツイッターのフォロワー数は、24,547(2019年12月18日現在)。かなりまとまった数のフォロワーを獲得しています。
若き投資家候補でもないし、就職希望でもない私が、本書の情報目当てに迷い込みました。「ユニークな経済論」と評しているのが、いかにもな感じ。(烏田)