HubSpotとは、見込み客を獲得し、顧客化していくために必要なインバウンドマーケティングが行える統合型クラウドサービスです。
CRMを中心に、マーケティング、営業、カスタマーサポートに必要な機能がワンストップで提供されています。
この記事では、そんなHubSpotの導入を検討している方向けに、
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
最新機能も含めたHubSpotの主な機能の解説や、課題別のおすすめHubSpot料金プラン、そして最後に、HubSpotの使い方を勉強するのにおすすめの無料コンテンツを紹介していきます。
自社のWebマーケティング、営業、カスタマーサービスの業務改善や課題解決に、HubSpotの導入が有効か、具体的に検討したい方はぜひご覧いただければと思います。
HubSpotとは、見込み客をリード転換し、顧客化していくインバウンドマーケティングの統合型クラウドサービスです。
2006年米国マサチューセッツ州で設立されたHubSpot社が提供するサービスで、世界120か国以上、12万社以上の企業で導入されています。
企業から顧客に積極的に営業をおこなうアウトバウンドマーケティングではなく、顧客の自発的な行動を促すインバウンドマーケティングを実践する機能がHubSpotには備わっています。
HubSpotでは、無料で使える高機能なCRMを中心に、必要な機能を組み合わることで、自社に必要なマーケティングや営業のDX環境をワンストップで調達することが可能になっています。
インバウンドマーケティングとは、顧客にとって価値あるコンテンツを適切なタイミングで提供することによって、顧客側から自社の存在に気づいてもらい、信頼関係を構築していくプル型のマーケティング手法です。
こちらの都合で一方的なコミュニケーションをとりがちなアウトバウンドマーケティングとは異なり、インバウンドマーケティングでは、まず、顧客にとって課題解決につながるノウハウや情報を、ブログ記事や動画、SNSなどの形で積極的に発信していき、顧客側から自社の存在に気づいてもらう環境を作っていきます。
HubSpotでは、インバウンドマーケティングの重要性と、HubSpotに備わっている各種機能について、「フライホイール」という独自のフレームワークで紹介しています。
「フライホイール」とは、優れた顧客体験を最優先で提供していくことによって、自社の事業が好循環し、拡大していく様子を表したHubSpot社が採用するビジネスモデル(考え方)です。
顧客側からの自発的な行動を引き出す「フライホイール」には、以下の大きく3つの構成要素から成り立っています。
HubSpotでは、マーケティング部門、営業部門、カスタマーサービス部門など、それぞれの部門に必要とされている機能がオールインワンで提供されています。
そして、HubSpotの各機能の利用を通じて得た顧客情報が、HubSpot CRMに自動的に集約される仕組みになっています。
このように、HubSpot CRMに情報が一元化されていくことによって、部門間でのスムーズな情報共有と業務連携が促進されます。
CRMとは「Customer Relationship Management(顧客関係管理)」の頭文字をとった言葉であり、一般的には、顧客との様々なやりとりの情報を管理するツールやシステムを指します。
このHubSpot CRMは、高機能でありながら完全無料で提供されています。
無料のHubSpot CRMの利用から開始し、自社の業務課題に合わせて、必要となるサービス料金プランを選択し、ステップバイステップで環境を構築していくことが可能なサービス体系になっています。
HubSpotが提供するサービスの全体像
各担当レベルでエクセル管理しているリード情報や、見込み顧客リスト、既存顧客リストなどをHubSpot CRMに集約することによって、チーム間、部門間で共有、利用ができる顧客データベースを簡単に構築することが可能です。
HubSpot CRMは特別なプログラミング知識がなくても、データベースの項目を追加したり、情報の持ち方を変更したりすることが可能なので、システム担当者がいない部署でも運用が可能です。
HubSpotには、商談進捗管理や議事録共有、ミーティング予約機能など、SFA(営業支援)のための各種ツールも充実しています。
直感的で全体を俯瞰しやすいカンバン形式のダッシュボードで、営業の商談進捗状況をリアルタイムで把握することができます。
HubSpotには、特別なプログラム知識なくページ作成が可能なCMS(コンテンツマネジメントシステム)があります。
Webサイトからランディングページ、ブログまで様々なWebコンテンツを作成することが可能。問合せフォーム、広告管理機能など、Web上でコンバージョンを取るための機能も充実しています。
HubSotには、メールマガジン配信システムや、MA(マーケティングオートメーション)機能など、Webマーケティングに必要なツールも充実しています。
HubSpotのMarketing Hub(マーケティング担当者向け機能)やCMS Hub(ホームページ作成者向け機能)を使えば、CRM情報と連携させながら、顧客毎にカスタマイズしたメール配信、Webコンテンツ配信なども可能です。
Webアクセス数やメールの開封数、広告のクリック数などのWebマーケティング関連のデータについては、HubSpot CRMに一元管理することが可能。
HubSpot CRMで管理されているWebマーケティングデータは、HubSpotのダッシュボード上にリアルタイムレポートとして自動表示されるので、レポート作成の工数が大幅に削減されます。
また、獲得した顧客情報と紐付いたWebアクセス分析や広告分析が可能なため、マーケティング活動のROI分析も容易です。
HubSpotには、顧客の対応履歴などを共有するチケット機能や、メールやWebチャットでのやりとりを記録する受信トレイ機能があるので、チーム内で効率的に一人ひとりのお客様のサポート状況を共有することが可能です。
HubSpotには、マーケティング部門、営業部門、カスタマーサービス部門のそれぞれが必要とされている機能がオールインワンで提供されており、それらの機能を通じて得た顧客情報がHubSpot CRMに自動的に集約されているので、部門間での効率的な顧客情報の共有が可能です。
HubSpotは、無料のHubSpotCRMから試すことができ、有償サービス版も月額数千円のStarterプランから始めることができるので、自社のビジネス規模や形態に合わせてスモールスタートで取り組み、必要に応じて機能拡張していくことが可能です。
HubSpotは、他の同種のサービスに比べて、比較的リーズナブルでかつ、現場視点での操作感がとても使いやすいツールだと思います。
HubSpotにWebマーケティング情報を一元化することによって、顧客情報と紐付いたWebアクセス分析や広告分析が可能なため、マーケティング活動のROI分析が簡単に行うことが可能。
また、マーケティングオートメーション(MA)を利用することで、Webマーケティング活動の自動化もできるので、質の高いWebマーケティング活動を効率的に運用していくことが可能になります。
HubSpotは特別なプログラミング知識がなくても、基本ノーコード(プログラミングなし)で、カスタマイズや他のWebサービスとの連携が可能なので、専用のシステム担当者をアサインする必要はありません。
また、クラウドサービスとして提供されているので、サーバーの運用や保守も行う必要がないのも大きなメリットだと思います。
HubSpot CRMは無料ですが、他のHubSpotのツールは(当たり前ですが)利用料がかかります。
一番リーズナブルな料金コースだと、月額3,000円〜6,000円のレベルでHubSpotの利用が可能になっています。
こちらも当たり前ですが、既存で管理している顧客関連データをHubSpot CRMに移行したり、HubSpot CRMの操作を覚えるための時間(環境構築コスト、学習コスト)が発生します。
HubSpotは、プログラミング知識がなくても、直感的に使えるツールにはなっていますが、初期のカスタマイズや、操作を覚えるためには、一定の環境構築コストや学習コストが発生します。
HubSpotのオンライン学習コンテンツ等で勉強していく方法もありますが、自社にリソースがない場合は、HubSpotのコンサルティングや導入支援ができるパートナーに相談されるとよいと思います。(弊社でももちろん対応させていただいています。くわしくは「HubSpot導入支援」ページをご覧ください)
HubSpotは、無料の「HubSpot CRM」に加え、マーケティングや営業に特化した以下の5つのツール群で構成されています。
ブログ機能、LP(ランディングページ)作成管理、メール配信、SEO対策、SNSアカウント管理、広告の出稿管理など、マーケティングに必要なツールがまとまったツール群。
プロフェッショナルプラン以上の契約になると、MA(マーケティングオートメーション)機能が利用可能。
商談中の案件進捗管理やタスクの管理、メールのトラッキングやミーティングの時間調整など、営業活動の生産性をあげるための各種ツールが備わっています。
カスタマーサクセスに必要な、チームでの顧客対応履歴の共有、チケット管理、ナレッジの共有機能がまとまったツール群。
ホームページ作成、管理ができるCMS(コンテンツ・マネジメントシステム)。
端末に合わせて最適なWebページを出し分けできる他、CRMと連動してユーザーごとの属性に合わせたパーソナライズしたWebコンテンツを自動生成、配信することも可能。
HubSpotと他のアプリのデータ連携をしたり、社内業務プロセスの自動化、レポーティング機能のカスタマイズが可能なツール群。
HubSpotの料金体系は、Marketing Hub、Sales Hubといったサービス単位で料金プランが設定されています。
また、全サービスの機能をまとめた「CRM Suite」という一体型の料金プランもあります。
さらに、それぞれの料金プランには、「Starter」「Professional」「Enterprise」といった3段階の料金クラスが設定されており、クラスによって利用可能な機能の範囲が異なります。
月額3,000円〜6,000円レベルのエントリープラン。まず試しに使ってみたい場合はこのプランから始めてみるのがいいと思います。
月額48,000円以上のプラン。HubSpotを本格的に使いたい場合は、この料金プランになります。
月額14万円以上の大規模な利用ニーズ向けのプランです。
利用料金は基本的には月額定額制ですが、「Starter」料金プラン、「Professional」料金プランについては年間一括払いをすると10%割引になるようです。
現時点の料金体系を見ると、はじめてのトライアルは「CRM Suite Starter」でHubSpotのサービス利用を開始し、必要に応じてサービス単位でアップグレードさせていくのがコストパフォーマンス的に良さそうです。
HubSpotでは、自社と情報をやりとりするすべての人を「コンタクト」として、最大100万件までHubSpot CRMで管理することができます。
見込み顧客から既存顧客までの顧客管理機能と、企業単位での管理、商談単位での管理と、リレーショナルな形で柔軟な顧客管理が可能です。
「コンタクト」の例としては、自社のWebサイトから問い合わせをしてきたリード、チャットやメールで問い合わせしてきたユーザーなどがあります。
必要に応じて、データ項目を追加したり、他のWebアプリケーションとデータ連携を取ることが可能です。
以下、コンタクトの主な機能となります。
コンタクトの氏名、会社名、メールアドレスといった基本情報の他、商談や取引状況、カスタマーサポート履歴なども一元管理できます。
コンタクトが所属している会社の情報管理ができます。会社のドメイン情報を元に、HubSpotが独自で保有しているデータベースから、業種や住所、企業概要情報などが自動的に取得されます。
自社Webサイトの訪問、問い合わせフォームの送信、送付したメールマガジンの開封など、コンタクトのオンライン上での行動履歴が確認できます。
コンタクトをグループ分けすることができる機能です。事前に設定した条件に従って、該当するコンタクトに都度更新されていく「動的リスト」と、自動更新されない「静的リスト」の2タイプの使い分けが可能です。
HubSpotでは、メール、Webチャット、問い合わせフォーム、Facebook MessengerのやりとりをすべてHubSpot CRMに自動的に保存することができます。
以下、コミュニケーションの主な機能となります。
メール、Webチャット、問い合わせフォーム、Facebook Messengerのやりとりを一元管理する受信ボックス機能です。まだ対応する担当者がいないコンタクトについては、この受信トレイから、対応担当者をアサインすることが可能です。
ユーザーのステージや状況に合わせたWebチャット上での自動応答機能(チャットボット)を自社のWebサイトに組み込むことが可能です。
また、やりとりされたログは、関係者で共有することが可能なので、その後のセールスやカスタマーサクセスのチームにスムーズに引き継ぐことが可能です。
スニペットとは、HubSpot上で使える、再利用可能な短いテキストブロックのテンプレートのことを指します。
あらかじめよく使う汎用的なテキストブロックをスニペット登録しておけば、HubSpot上のEメール送信する際や、チャットコミュニケーションする際にショートカットして文章作成することが可能です。
HubSpotから送信するEメールのテンプレート管理メニューです。
定型で送るメールの文面などを登録してメンバー間で共有することが可能。HubSpot側であらかじめ作成したメールテンプレートも「テンプレートライブラリー」という形で提供されています。
HubSpotでは、広告出稿やEメール送信、Webページやブログ記事の作成、SNS投稿といったWebマーケティングに必要な機能がオールインワンで提供されています。
以下、マーケティングの主な機能となります。
Google広告、Facebook、Instagram、LinkedInの広告アカウントをHubSpotに接続して一元管理することができます。
それぞれの広告に反応している人は誰か、コンタクト情報と紐付けて参照することができるので、より精度の高い広告の効果測定が可能です。
CRMで管理しているリストに対して、メールマガジンを送信したり、MA(マーケティングオートメーション)の設定に合わせて、自動メール送信やステップメール送信、カスタマイズメール送信をおこなうことが可能。
HTML形式のメールについては、ブラウザ上で自由にレイアウト編集が可能。予約配信にも対応しています。また、メールタイトルやメール文中に受け取る人の名前を個別に挿入するといった機能も使えます。
また、メールのレポーティング画面では、全体としてのメール開封数やメール文中のクリック数のカウントだけでなく、誰が反応したかまで追うことができます。
HubSpotでは、ブラウザ上で操作ができるドラッグ&ドロップ型のWebページ作成機能が提供されており、HTMLやCSSの知識がなくてもレスポンシブデザインのWebページやランディングページを作成することが可能です。
SSLや自社ドメイン対応、デバイスごとの最適化表示にも対応。
ABテストや、訪問者の属性に合わせたWebコンテンツの出し分けなども可能。
公開されたWebページではページ閲覧数やフォーム送信数などのアクセスデータもリアルタイムで確認することが可能です。
HubSpotではブログ機能も提供されています。1契約で複数種類のブログ設置が可能。予約投稿にも対応しています。
設置しているブログ単位でデザインテンプレートを変更することも可能です。
SEO戦略の策定ツール、Webページやブログ記事単位でのSEOチェック機能など、SEOに関する機能も搭載。
SEO初心者の方でも、SEOチェック機能のアドバイスをもとに自社Webサイトのオーソリティ(信頼度)を高めるWebコンテンツを作成することが可能です。
Facebook、Instagram、Twitter、Linkedinの自社のSNSアカウントを一元管理できます。
HubSpotの管理画面から予約投稿設定をしたり、自社のSNSアカウントに対する反応を一元管理することができます。
HubSpotには、お問い合わせや資料ダウンロードなどのWebフォーム作成機能があります。
WebフォームはHubSpotで作成したWebページの他、外部のWebサイトに設置することも可能です。
Webフォームは、Webページの中に埋め込む形の他に、該当のWebページに訪問するとポップアップ表示される形も用意されています。
獲得したリードに対する商談化までのメール等のコミュニケーションプロセスを自動化したり、商談転換率の高いリードの抽出作業や、部門横断的な業務の効率化のためのデータ連携の自動化などが可能。
HubSpotでは、商談の進捗状況や商談議事録を共有できるSFA(営業支援)のための各種ツールも充実しています。
セールスパイプラインを設定し、現在どんな商談がどんな状態になっているか、カンバン形式のダッシュボードで、営業の進捗状況をリアルタイムで把握することが可能です。成約率をあらかじめ設定しておくことで、将来的な売上予測も共有することもできます。
自社のセールスプロセスに合わせたパイプラインをプログラム知識がなくても構築することができ、個々の商談の進捗、見込み売上数値の把握などが関係者内で簡単に共有することが可能です。
担当者ごとにタスクの管理ができ、メンバー内で個々のタスクの進捗状況の共有ができます。リマインダー機能で、期日前に担当者にアラートメールを出すことも可能です。
営業提案資料など、チーム全体で利用する資料を共有する機能です。
アップロードした資料のURLをメールなどでコンタクトに連絡することで、誰がいつそのドキュメントを参照したか、把握することが可能です。
ミーティングの候補日時を提示して、顧客から選んでもらうことができる調整機能です。
ミーティングの予定はGoogleカレンダーやOffice365カレンダーに同期されて空き時間を表示されるので、手動での確認、調整、予定登録をすることなく、日程が自動的に調整できます。
該当する取引と該当するコンタクトを選択した上で、必要情報を入力すると見積もり書を発行することができます。
発行した見積書にはURLが生成され、メールを使って該当URLを通知するか、PDF形式でダウンロードした上で添付ファイルとして送信することが可能です。
HubSpotでは、コンタクトへのカスタマーサポート管理をする機能も充実しています。
コンタクトへの対応履歴を記録する機能です。会社情報や取引情報とも紐付けて管理することができ、対応すべき担当者を割り当てることができます。
また、取引と同様、カンバン形式のダッシュボードで、チケットの対応状況をリアルタイムで把握することが可能です。
HubSpotでは、マーケティング、営業、カスタマーサービス、それぞれの活動状況をグラフ化して見やすい形でダッシュボード化される機能も充実しています。
マーケティング、営業、カスタマーサービスの各活動のデータをグラフ化して表示することができます。
ダッシュボードに表示するグラフやレポートは、基本的なテンプレートがHubSpot側で用意されているので、どの情報を表示させたいか選択するだけで簡単なダッシュボードを作ることができます。
また作成されたダッシュボードは自分だけアクセスできるものと、チーム全員でアクセスできるものとに分けて作成することも可能です。
ダッシュボードに掲載する元となるレポートを作成できる機能です。
こちらもあらかじめHubSpot側で用意されているレポートライブラリーから、雛形を選択した上で、自分なりにカスタマイズすることが可能です。
作成したレポートは、定期的にメールで受け取ることも可能です。
タスクの作成や通知の受信、コンタクトの確認や共有をSlackで行うことができます。
HubSpotには外部サービスと連携する機能も充実しています。Salesforceや、最近リリースされたkintoneとの連携機能を活用することによって、HubSpot CRMに他のWebサービスの顧客データも簡単に集約、同期させることが可能になっています。
SalesforceのデータとHubSpot CRMのデータを簡単に同期させることが可能です。
2つのデータベースを双方向で同期することも可能ですし、片方向でデータの同期をおこなうことも可能です。
SalesforceとHubSpot CRMの共有データの紐付けについては、以下の形で行われます。
kintone側で作成したアプリ(データベース)とHubSpot CRMのデータも簡単に同期することが可能になりました。2022年1月からサービス公開された新機能です。
kintoneで作成したアプリと、HubSpot CRMのそれぞれのデータ項目を紐付ける設定(フィールドマッピング)をブラウザ画面上でおこなうと、双方向同期、または一方向同期が可能になります。
システム担当者がいなくても、同期させたいデータ項目を誰でも柔軟に設定できるのがいいですね。
HubSpotを導入する際によくご相談いただく課題別に、おすすめの料金プランを以下まとめてみました。
すでに保持している顧客リストに一斉メールを送るだけでなく、メール文中にあて名を入れるなど個別にカスタマイズしたメールを送ったり、開封数やクリック数など送信したメールの効果測定ができる仕組みがほしい。
基本的なメールマーケティングはこの料金プランで対応可能です。
Googleのリスティング広告の出稿管理とLPの制作をHubSpot上でおこないたい。
デザインの自由度が高いWebページをリーズナブルに作成することができ、広告の出稿管理や獲得リードに対するフォローアップメールなどのアプローチも可能です。
また、広告掲載から実際のリード獲得までの経路分析、費用対効果の検証も簡単に行なえます。
自社のWebサイトをリニューアルし、HubSpot上ですべて運用したい。
Webサイト、ブログ、LPをそれぞれデザインの自由度が高いWebページをリーズナブルに作成することができ、サイトトラフィック分析も可能です。
既存のリードに自動でステップメールを送ったり、ユーザーのスコアリング等をおこないたい。
MA(マーケティングオートメーション)機能は、この料金プラン以上での契約で利用が可能です。
顧客との商談日時の調整で、複数メンバーが同席できるミーティング候補日時の提示を行いたい。
複数メンバーのミーティングを調整する機能はこの料金プラン以上での契約で利用が可能です。
まずは一度HubSpotの使用感を試してみたい方は、無料プランをテスト的に登録してみることをお勧めします。
以下、HubSpot CRMの無料プランの利用手順について解説します。
HubSpotの利用を開始する場合は、HubSpotにアクセスすると、「無料で試す」というボタンがありますので、そこからアカウント登録をすると、無料のHubSpot CRMを試すことが可能です。
すでにコンタクト情報を持っている場合は、「コンタクト」メニューから「インポート」を選択すると、CSV形式もしくはエクセル形式のファイルをHubSpot CRMにアップロードすることが可能です。
また1件ずつコンタクト情報を追加する場合も「コンタクト」メニューから「コンタクトを作成」を選択すると入力画面が出てきますので、こちらからHubSpot CRMに個別登録することが可能です。
HubSpot CRMではあらかじめコンタクトに対する細かいデータ項目が設定されていますが、独自のデータ項目を追加したい場合は、「設定」メニューの「プロパティー」からいつでも追加設定することが可能です。
以上がHubSpot CRMの無料プランの利用手順となります。
無料プランでは、CRM機能の他、メール配信・LP作成・フォーム機能の一部が利用できるようになっているようなので、それぞれの機能についてもどのような操作感か試すことが可能です。
HubSpotの使い方を勉強するには、動画コンテンツがおすすめです。
HubSpotでは、ウェビナー形式で定期的にHubSpotの使い方をレクチャーしている他、「HubSpotアカデミー」という、無料のオンライン学習サービスも提供しています。
定期的に30分〜1時間程度のウェビナーを開催されている他、入門編的なウェビナーについては、過去のアーカイブが見れるようになっていますので、まずはここからご覧いただくのがいいかと思います。
You TubeにもHubSpotについて解説している動画がアップされています。上記のコンテンツはHubSpot社がオンラインセミナーで解説している動画が公開されていましたのでご紹介します。
手前味噌で恐縮ですが、弊社でも定期的にHubSpotの具体的な導入方法についての無料オンラインセミナーをやっていますので、よかったらご参加ください。
HubSpot社が提供する無料のオンライン学習コンテンツ。HubSpot社が提唱する「インバウンドマーケティング」の考え方から、HubSpotの各ツールの詳しい使い方まで、細かくカリキュラム化されています。
ディレクターバンクでは、HubSpotをこれから導入したい、またはすでに導入しているのだけど、なかなかうまく使いこなせていないといった方にむけて、HubSpotの導入支援サポートをおこなっています。(ディレクターバンクはHubSpot公式のゴールドパートナーです)
お客様のHubSpot導入のお困りポイントに合わせた柔軟なサポートを行っていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。